ラストシーンで、母親と[死]が肩を並べて夕焼けを見つめる場面は、美しさと終わりの気配を同時にはらんだ、静かな光景だった。
そんな光景の中で、オウムの形をいた[死]は、こう告げる。
「来世とは、生き…
少女とオウムの物語かと思ったら母の成長の物語だった。概念がオウムの姿になって顕現しているのだけれども、またオウムという生き物の選択がとてもマッチしていると思う。人間と互いに理解できそうでできない絶妙…
>>続きを読む生きとし生けるものには必ず始まりと終わりがある。終わりがあるからこそ、生きているこの瞬間がとても尊くて愛おしい。その逆も然り。終わりを嫌い遠ざけようとしてしまう心理もまた理解ができる。むしろ、嫌うと…
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