『ルックバック』感想・考察
藤野と京本。対照的な2人の物語の中に見えた“背中”と“まなざし”
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■ 対照的な2人の出会い
周囲から一目置かれる存在で、人気者の藤野。
一方で、友達もおらず家…
前から観たくて、やっと観れた。
そしたらたまたま受賞感謝御礼会でした。
マンガを一度だけ読んだことあり。
観賞してみて、
この作品はストーリーというよりも、
「繊細な感情」にスポットを当てているの…
短い映画だから、展開は早すぎないか少しだけ心配だったけど、ちょうど良かった、というかスッキリまとまっていた
そんな展開になってしまうなんて、と、本当に藤野と全く同じ気持ちで京本の死には驚きと悲しさ…
映画で見れてなくて、
アマプラで配信されて忙しくて見れてなくてやっと見れた作品。
短編映画の中で作品として出来すぎて、おもしろすぎた。
小学校の時に絵を描くのが好きな藤野。
学校新聞の四コマ漫画に…
クリエイターの方々が物作りを通して感じている喜悦や感動、それに反する自信の無力さなど様々な感情を見事に表現した正にクリエイターの祈りのような作品。
ストーリーはもちろんのこと、壮麗とも取れるアニメー…
なんのために漫画を描いているのか、藤野の1番のファンである京本が喜んでいる顔を見たかったからなのかなと感じた。
表情の描き方や音楽に引き込まれて、映画にしては短い1時間という時間に感動が凝縮されてい…
現実において痛ましい事件が続きます
どんな事情があれど犯人を赦し難い
年齢ばかり重ねて日々進歩もなく、ダメな輩を自認する小生ではありますが人様を傷付けることだけはすまいと陰ながら心に決めておりま…
賞レースを賑わしていたので気になり鑑賞。アニメなのだけど、いやに現実的な作品だ。藤野は子どもの頃に感じた高鳴りを成長してもキープし続けているけれど、現実の厳しさにもきちんと対応して大人になっていって…
>>続きを読む天才と覚悟
普遍的な作品というのはどこか展開が決まっていて、そして人は天才にも挫折があったと言うことを好むと思う。
しかしこの作品は正確に1人の天才の人生を現したように見えてしまう。
私は凡人で…
自分にもこんな時があったなぁ……と、小学生時代からの描写は切なかった。
全体を通して自分を省みるような作品。
よくある陰キャと陽キャの出会いからの日々みたいかと思いきや、少し苦く切ない仕上がりで、…
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