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「トラ・トラ・トラ!」に投稿された感想・評価

ChieP

ChiePの感想・評価

3.8
【映画から戦争を学ぶ記録用】
◆真珠湾/米軍vs日本軍。

制作はアメリカだけど、日本側の話は
日本の監督を起用して作られ。
山本五十六役も出てきた。

洋画と邦画が半々のような…
2本の古い映画を 同時に見てる気分。
ノーCG時代なので、実際に
本当の戦争を 再現してるような作りで。
米軍がやられちゃう話だから 、当時
本国では不人気だったみたいだけど。
でも日本公開では好評だったらしい。

一抹の不安を残す終わり方なんだけどね。
そこに気づけるか?かも知れない。

そして。
DVD特典映像がとても衝撃的だった。
いつか、もう1回観たい作品。
初見。字幕。
太平洋戦争における真珠湾攻撃を日米双方の視点で描く。とんでもねースケールと迫力が見どころ、表と裏の面で。

日本側の視点は元々は黒澤明監督が務める予定であったが紆余曲折あって降板したことで有名でもある作品。その話はさらっと概要だけは知っていたがWikipedia見てみたらこれほどまで複雑な問題が山積みしたうえでの降板だとは全然知らなかった。お互いにプロだからこその考え方やプライドがあり、譲りきれずどうしてもその歪みを解消することができなかった。映画を愛する気持ちは一緒のはずなのに・・・スケールが大きすぎる弊害とも言えるかもしれない。
黒澤監督にとっては満を持してのハリウッド進出。もし仮に最後まで監督を務めあげていたらどうなっていたのだろう。黒澤明リスペクトの自分としては当然黒澤監督にやり遂げて欲しかったという想いは当然ある。だがそのために妥協の道を選ぶことはしてほしくない想いもあるし・・・
とにかく複雑!!

そんな裏側のスケールもさることながら本編、特に真珠湾攻撃戦闘シーンは凄まじい迫力です。軍の協力のもとで作られてるだけあってそのスケールの大きさが画面からひしひしと伝わってくる。ここまでくるとただただ感心してしまうに至りますね。巨大空母にたくさんの戦闘機、そして爆撃の連続。必見です。

ただそこに行きつくまでのテンポがあまりよろしくない。事象を単純に積み重ねてるだけで緊張感がないんだよなあ。たとえ戦闘シーンでなくても緊張感や山場を作り出せないと映画としての魅力は半減してしまうと思う。

もっとやりようがあったのでは。もし黒澤監督の演出だったら別の景色が見えていたのでは。ますますそんな気持ちがこみ上げてしまったのであります。
真珠湾攻撃

戦争映画の名作のひとつ

1941年12月8日、全てはここからはじまった
太平洋戦争へ突入するきっかけとなった真珠湾攻撃
真珠湾攻撃までの人間ドラマ

あまりにも有名な暗号トラトラトラ

戦闘シーンは劇中そこまで占めてはありません
ほとんどが人間ドラマです
戦争は普通の人間が話し合いと連絡ときっかけが積み重なって起こされるのだと
アメリカ側の誤算と連絡の遅れ、日本側のある意味大勝利となり戦争に突き進んでしまう悲しさ

日米合作できちんと日本の描写がされています
かなりリアルな映像です

やっとこの日に観れた
LAN

LANの感想・評価

4.1
洋画の戦争映画で海外視点からの日本をフォーカスする際に、いつもあれ?中国?みたいなツッコミを入れたくなるシーンがよくあったけど、この作品に関しては日本のプロパガンダや神道思想、衣裳などより忠実に再現されていて、すんなり鑑賞出来たのと戦闘シーンでの飛行場が燃える瞬間など教科書で見たことのある1コマもあって驚きの連続でした。ものすごくお金をかけた大作なんだなと。相互の上層部の心の葛藤なども垣間見れ、出来るだけ回避したい戦争。爪が甘かったアメリカ側と、五十六の『眠れる巨人を起こした』は私の中の名言。
リチャードフィッシャーと巨匠深作欣二のタッグ。
み

みの感想・評価

3.8
戦闘シーンすごかった!!!

戦争ものってあんまり数は見てないんだけど、
今まで見てきたものは前線で戦う人たちとか一般市民がメインのやつばっかりで
でもこれは国同士を見ているというか
全体を客観的に見てるような視点の話で
日本にもアメリカにもどっちにも共感することなく見れた感じ
それがすごい新鮮だった!!
でもなんか…戦争って気が狂った人が起こすものじゃなくて普通の人間たちが起こすものなんだなって改めて実感してしまった…

そして最後…
戯連堂

戯連堂の感想・評価

5.0
ラスト圧倒的なカタルシス!!何時からだろう、パチ屋入口から軍艦マーチを聞かなくなったのは。序盤微動だせぬ奥ゆかしい軍人達が、寝起きヤンキーに牙を剥く画に70年当時ジャップがまだ不気味がられてたのでは?半ばやらせ真珠湾をダシに原爆投下理由を作る米国の不気味さに後味悪し。※黒澤監督がミクロの決死圏をあまりお好きではなかったとか。
ジェイ

ジェイの感想・評価

4.0
真珠湾に向けて夜明けに零戦が飛び立っていくシーンが物語の中で際立って美しかった。山本五十六の台詞に心震わされた。
Asano

Asanoの感想・評価

3.7
記念すべき生まれた年の作品。この時代からこれだけの作品が作られたんだと驚きです。
リチャード・フライシャーが一流のコメディに仕立てあげた『トラトラトラ!』。

まず、真珠湾に到着したゼロ戦の大編隊に、能天気なババアとオッさんが乗った教習用の飛行機が混じってしまう下りに爆笑

その後も、海兵2人の頭をかすめたゼロ戦を見て、「なんだ、アイツら。軍規違反だぞ」というと、画面の奥で爆発するのをちゃんと同一の構図に収めてて、ここもクスリ。

やはり飛行機が飛び交う場面の迫力も勿論だが、ハワード・ホークス以来航空機映画は着陸シーンが肝心だ。

爆撃機のB17が戦闘に巻き込まれ、着陸態勢をとる。だが、ダメージを受けたせいで、片翼の車輪が片方でてこない。
危うげにバランスを取りながら、地面に降り、車輪のない右翼を擦りながらなんとか不時着するのは物凄いサスペンスフルでハラハラした。

これが特撮じゃないのがすごぶるイイ。
何機もの飛行機が爆裂四散する場面が撮られており、プロペラが吹っ飛んでもなお回転しつづけたりだとか、燃え盛る部品がエキストラのスレスレまで転がってきたりするのがもう面白すぎる。

管制塔や司令室の窓外をスクリーンプロセスだろうが、飛行機が飛んでるのもメチャクチャカッコいい。

『アルキメデスの大戦』の戦艦ヤマトが沈む場面はエキストラの動きが物足りなかったから首を傾げたなか、やはりフライシャーはやってくれた。

途中の繋ぎのショットで、犬を連れた謎の男やプレミアムフライデーで帰る人々とか、馬とともに白い犬が走る場面やホワイトハウスの前を落ち葉が舞い散るショットはセンス抜群。

日本パートはたぶん深作欣二がメチャクチャ適当(カットバック&ズームカット)に撮ってて、舛田利雄が気合入れて撮ってる気がする。

旗が揺らめく中、エキストラがいっぱいいる割にはただ突っ立てるだけというのがいかにも黒澤明が書いた脚本らしい。
ここまでフェアに戦争を描いた作品はあまり見たことがない。

戦争を多面的な視点で描いた作品にクリントン・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』があるけど、あれはどちらかというと一兵士の視点。

しかし、今回は一兵士ではなく、国の視点から描かれている。もちろんこういう視点から描こうとすると、「死ぬか生きるか」というリアルな描き方よりも、「勝つか負けるか」とか「正義か悪か」という非常に抽象的な描き方になりがちだ。

ただこの作品は、お上の視点で描いているのに事実を事実として語ろうとする。アメリカ側と日本側のどちらにも感情移入できない分、フィクションラインを下げないといけないのだけど、見事に成功している。すごい!

特に真珠湾攻撃のシーンなんて、ミニチュア感が全然ない。
最後の山本五十六の言葉も、歴史という結果を知っているからこそ、深みが出てくる。

ただね、こういう映画って市井の人々の痛みを忘れ、ヒロイズムに陥ってしまう危険性もあるから、そこら辺は割り切って見ないとね。
映画として楽しむのはいいけど、現実の社会と混同してはいけないよ。

だって、それって、山本五十六が警鐘を鳴らしてるのに、一時の勝利に酔いしれている軍部の人たちと同じなんだから。
映画と現実を錯誤してはいけない。
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