驚異の大日本帝国/汝の敵日本を知れの作品情報・感想・評価

驚異の大日本帝国/汝の敵日本を知れ1945年製作の映画)

Know Your Enemy - Japan

製作国:

上映時間:63分

3.6

「驚異の大日本帝国/汝の敵日本を知れ」に投稿された感想・評価

拘泥

拘泥の感想・評価

3.8
良く知ってるし良く作ってある。武士道を裏切りに還元し更に開国後の侵略に繋げる構成の大胆さたるや。異民族の得体の知れなさをクローズアップして別の国というか作ってる国の同じ構造の問題を避ける。良い仕事してんな。
seri

seriの感想・評価

4.4
NETFLIXにて「汝の敵日本を知れ」のタイトルで配信されていたので鑑賞。
本作は、第二次世界大戦中にアメリカで作られた反日プロパガンダ映画である。
プロパガンダ映画として非常に優秀で煽動されやすい作りになっている。

他のレビューを見ていると、本質を捉えてるという感想が多いようだが、そうではない。
当時から各国ともお互いの国のことをよく知っているのだ。
知った上でどのように描いたら敵国(この場合は日本)と戦うことに観客が納得してもらえるか考えて作っている。

プロパガンダとは、ニュースや事実を語っているように見せて特定の思想へ煽動していく。
本作を真に受けてなるほど…!たしかに!と思った方がいるということは本作のプロパガンダが成功しているということだ。
自国民が見ても納得してしまうのだからその恐ろしさがわかる。
本作は非常にクオリティが高く、またエンタメとしても普通に楽しめる。

とにかく胸クソ悪い映画である。
第二次世界大戦当時のアメリカから見た日本のドキュメンタリー風の映画。自国で受けた教育とは違い相手国についてこんだけ情報持ってるしすげーな、となる作品
怖かった

政治学の授業取った後に観たから
うぅぅぅんなるほどぉ、、、と(八紘一宇とか日本の思想とか諸々)
アリア

アリアの感想・評価

3.8
当時の日本よりはまともなこと言ってる
この映画を観ると日本は必死でアメリカは余裕だったんだなあというのがよく分かる
出鱈目混じりで誇張されてはいるが、当時のアメリカなりに日本の歴史や特徴を真面目に分析していて面白みはある。一部ではかなり日本の本質を突いてるようなシーンもあるような無いような。
KAYA

KAYAの感想・評価

-
当時のプロパガンダ映画。好きです。
アニメーションにはディズニーも携わっているとかいないとか?
プロパガンダ映像。戦争に限らずだけど、いくつかの視点から事象を眺めるって大切ね。
こう見えてたのか、?この国は。
あながち、事実と大きく異なってる訳でもないように感じた。

このレビューはネタバレを含みます

原題:『KNOW YOUR ENEMY - JAPAN』


 アメリカの日本に対するプロパガンダ映画だ、、との評を度々目にするが、そう単純にカテゴライズするのは些か安直に思える。


 本作は、1942年から製作に入り、1945年8月9日に完成(シリーズもの、本作はシリーズ最終作)。
米国陸軍省によって当初、太平洋戦域における新兵教育のために依頼製作された映画だった。故に、一般のアメリカ国民を視聴対象とはしていない。

フランク・キャプラ&ヨリス・イヴェンス共同監督(1943年はじめ頃にキャプラはイヴェンスを引き入れるが、イヴェンスによる描写が日本に同情的と陸軍省に度々不承認とされたため解雇する)。


 製作に充てられた期間中、太平洋におけるアメリカの外交政策は目まぐるしく切り替わった。これにより、ダグラス・マッカーサーは、作品完成時に、この映画を上映すべきではないと決定。一般には勿論のこと、広く兵士たちに教材としてみせることもなかった。



「個人の幸福は問題ではなく 苦痛こそ神聖なようだ これが日本人が長時間迅速懸命に働ける理由である 彼らも聖なる兵士なのだ」

「生活水準は数百年前と同じ世界でも最低である」

「日本は百年戦争と戦ってでも米国を滅ぼそうと固く決意している 1943年7月 大平秀雄大佐」


 よくぞここまで調べあげたと頷く箇所あり、調査不足や認識間違いの箇所あり、恣意的な操作箇所あり、、。そこは、ある種の目的を持って作られたものであるし、なるほどとの思いのみ。

問題はここから。
現代や未来の我々が観終わった後にどう感じるか?
あらかじめ述べておくが、日本にしてもアメリカにしても、過剰に擁護も断罪もする気はないし、戦時下に多くの生命が失われることに対して憤りを覚えるのは、多くの方と同じである。

ただし、私は危惧する。
意図を以て近づいてくる相手が話す言葉を、額面通り受け取っていては、痛い思いをする。
もしや、時代性や当時の情勢を考慮せず、見えた映像、音響、文面を、そのまま素直に呑み込んでいないだろうか。
もしや、1時間の映像を観終わり、真実の歴史として、完結してはいないだろうか。。


 映像資料を観た後にどうしようと各々自由ではあるが、時間が進むのと同じように、歴史の事実は動かずとも、歴史の認識はその時々の研究や発見によって動き続けていることを、多くの方たちが分かっておられることを願う。
歴史はすべからく未来へ繋がっている。
その未来へと繋がるために必要な鍵となる歴史の情報、アップデートを一切しないとしたらかなり危険であると申し上げておきたい。



 本作のレビューを書くにあたり、2017年から挙げられている全てのレビューを参考のために読ませて頂いた。Markされておられる先輩諸氏に感謝致します。


┈┈ その他 ┈┈

【参考】

本作についての英語版Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Know_Your_Enemy:_Japan

ヨリス・イヴェンス 英語版Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Joris_Ivens
(※オランダ語版には本作の記述がないため英語版の引用とした)

田中上奏文についての英語版Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Tanaka_Memorial






https://youtu.be/vKg0_VJ5kns (1:02:52)
着色あり、字幕・ボカシあり
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