1700本目記念レビューは、「国宝」
コロナからの数年は、映画館も映画も斜陽だと感じていましたが、最近、また勢いがある作品が増え映画館に人出も戻ってきているように感じ嬉しく思ってます。
アニメ作品…
歌舞伎を一度も見たことはないため、歌舞伎中の俳優の人の演技とかはよくわかりませんでした。
屋上で苦しみ狂った吉沢さんはすごくくるものがあって良かったです!ちょっとジョーカーっぽい感を感じてしまいまし…
芸の達成が人倫と相剋するなら、それを正当化できるのは、虚実の境を越える神の視点でしかない。あの光は、その神の視点であり、彼らの劇を劇を劇中劇として観客の前に映し出す映写機の光でもあろう。そこまで行か…
>>続きを読むうなじに白粉をたっぷり浸けた刷毛が触れていく。素肌が白く塗られ、ひんやりとした感触が広がる。傘を傾けて門を潜る和服の男。立花親分(永瀬正敏)の盃を受けて飲み干す半次郎(渡辺謙)の眼が舞台の女形を追う…
>>続きを読む©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025 映画「国宝」製作委員会