「本物の芸は刀や鉄砲より強い」
人間ってあまりにも凄まじい芸術との出会いを果たすと言葉を失ってしまうと思うのはわたしだけ?
江戸時代に本居宣長が『もののあはれ』と唱えた気持ちを令和の今こそ理解で…
強烈…。しんどかった。見ていてしんどい。ちょうど上映時間を折り返すあたりから、胸に突きつけられたものがじわじわと宿りながら残りの時間を鑑賞するような時間だった。
舞台で鳴る音の間を表情とともに魅せ…
もう何年振りの邦画だろう
映画館で見るのは8年振りくらい
歌舞伎の恐ろしさと辛さがとても上手く映し出されていて、これまでにないどす黒くも美しい作品に仕上がっていた。
血筋による有利性と才に恵まれ…
任侠の家に生まれた喜久雄は、抗争によって父を亡くした後、歌舞伎役者の花井半次郎に引き取られる。半次郎の息子俊介と、ライバルとしてコンビとして、歌舞伎の世界を転びながらもがき苦しみながら生きた、喜久雄…
>>続きを読む全てのシーンが必要なので、3時間があっという間に感じる。
序盤は台詞が飛んだり裾を踏んだりしないか不安だったが、その可能性は無いので大丈夫。ハラハラしなくて良いってだけで心構えが違うから、これを踏ま…
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