吉沢亮も横浜流星も凄かったんだけど、田中泯があまりにも凄すぎてもうずっとそのことばかり考えていた。2度の手招き、あの手招きには誰も何も敵わないと思ってしまった。喜久雄が国宝になっても敵わない手招きだ…
>>続きを読む3時間を全く感じさせない緊張感
歌舞伎の世界のピリッとした美しさ、吉沢亮と横浜流星の迫真の演技に引き込まれる
いくら稽古したと言っても、あんなにできるものなのか…役者魂すぎる
感情の表現、各年代の…
きくちゃんは万菊の道を辿るのかな。
曾根崎心中の時の寺島しのぶの表情が記憶に一番残ってる。
あと、娘の役で瀧内公美なの個人的に最高だった。
思春期の男の子にしか出せない色気ってあるんだなぁと嫉妬して…
歌舞伎の才能がある喜久雄と血筋が強い俊介の対比で物語が進んでいく。
最初は喜久雄と俊介共に切磋琢磨して練習していたが、次第に喜久雄の才能が飛び抜けて来て俊介が才能には勝てないと劣等感を感じて逃げて…
ヤクザの元に生まれた喜久雄は、敵対ヤクザの討ち入りで眼の前で父を殺されて天涯孤独の身となってしまい、巡業で当地を訪れていた上方歌舞伎の大物である花井半二郎に引き取られる。
喜久雄は半二郎の息子である…
吉沢亮の国宝級の顔面がただただ美しい3時間。
血と争う吉沢亮の苦難がとても残酷に描かれていたし、その血で得をする?横浜流星でもあったが、糖尿病という遺伝もまた悪さをするという演出。
曽根崎心中の足に…
涙がずっと、込み上げてくる感覚。
喜久雄が求めていた景色は、なぜ、あの景色だったのだろう。大切な人を失ったあの日の残像は、トラウマであり人格を揺るがすものではなかったのだろうか。
そう思ってしまう…
©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025 映画「国宝」製作委員会