唯一気になったとこ挙げるとすればラストの「綺麗やなぁ」はいらない。そのまま眼で語って閉じてほしかった。言語化することで世界が急激に矮小化されてしまうんだよ。
含みを残すようにそのままスーッてまさに幕…
知らないことだらけの世界。でも表面だけを日本の伝統芸能として知ってた世界。「血」がここまで一貫して意識される世界。本当に美しく、脆く、想像を超えてイメージ通りで、予想外でもあり、とにかく深く、濃い、…
>>続きを読む血縁がどの場面でも重要なキーであるし、喜久雄も俊坊もハルエも藤駒もあきこもそれぞれどんな想いに取り憑かれていたのかに深みがあった。人生の狂い方を観た映画だった。ただただ産まれてから幸運に恵まれた者が…
>>続きを読む©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025 映画「国宝」製作委員会