アマデウス ディレクターズ・カットの作品情報・感想・評価

「アマデウス ディレクターズ・カット」に投稿された感想・評価

BOB

BOBの感想・評価

4.0
アカデミー賞8部門受賞。モーツァルトの生涯を描いた伝記ドラマ。

かつてハプスブルク家の宮廷作曲家であった老人サリエリが、天才モーツァルトについて語る。

"I didn't. That was Mozart. Wolfgang Amadeus Mozart."

美しいクラシック音楽と豪華な芸術を堪能する3時間。

天才モーツァルトに嫉妬し、神の不平等さに失望するサリエリ。天性の音楽の才能を持ちながら未熟で高慢、破滅の道を辿るモーツァルト。天才も凡人も皆同じ人間だ。モーツァルトの亡骸の扱われ方がそれを象徴している。生きる屍のようなサリエリのラストも虚しく哀しい。

1番の違いは、モーツァルトは自分の音楽によって半永久的に生きられることか。冒頭のサリエリと神父の会話が印象深い。モーツァルトの天才さを理解できる"天才"サリエリならではの苦しみ。

恐怖を感じるほどパワフルなオペラ。魂まで掴まれるような感覚。"魔笛"や"レクイエム"から"邪悪"や"死"のイメージを受けた。画面越しでこれだから、生で鑑賞するともっと圧倒されるんだろうな。

モーツァルトの甲高い笑い声。

"Mozart! Mozart, forgive your assassin! I confess, I killed you..."

“Mediocrities everywhere, I absolve you. I absolve you. I absolve you all.”

373
mk

mkの感想・評価

4.1
才能とは、努力と天性に分かれていて、モーツァルトは後者として描かれている。どちらにしても、飛び抜けた才能とは、のめり込むほど好きだということが、大前提なんだなぁと感じた。クラシックの学がなくても、音楽の美しさと、人間の繊細さに浸れる作品です😊
みたらモーツァルト好きになる

『僕は下品な男です。でも僕の作る音楽は違います!』みたいな台詞は知ってましたが実際見るとグッと来た。
サリエリ目線でストーリーが進むのですが、嫉妬にかられて色々やらかすとこはアイタタタってなります。
とにかくモーツァルトが魅力的。最後の方のサリエリとやりとりするシーンがめちゃくちゃ好きでした。

難しい・堅苦しい印象持つかもしれませんが全然そんなことないです。
みんと

みんとの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

モーツァルトの甲高い笑い声しか記憶に残っていないので、折角なのでディレクターズカット版を鑑賞。



才能があるが故に悲壮な人生を遂げたモーツァルトと、誰よりも彼の才能に嫉妬し、そして惚れた凡庸なサリエリのお話。

もう少し後に生まれていたら、凡庸な人には理解できないモーツァルトの才能はもっと開花しやすかったかもしれないし、モーツァルトとサリエリがタッグを組めば最高の曲が作り出せたかもしれないし、最強のビジネスにもなったかもしれない。

ずば抜けた才能を持つ者の生きづらさと、そんな者には勝てないという凡人の屈辱や、嫉妬ゆえに悍ましいことが出来てしまうという残酷さ。神は不平等に、いやむしろ平等に、凡人にも傑人にも苦悩や裁きや報いを与えるのか…?そう考えると、ラテン語で「神の寵愛を受けた者」という意味を持つモーツァルトのミドルネームの「アマデウス」がタイトルなのが非常に感慨深い。
そんな普遍的な人間や人生のテーマを、非常に分かり易いストーリー展開と、非常に素晴らしい演出で作り上げたこの映画は間違いなく名作だと思う。
ベストムービーに入れるためにあげました。
再度鑑賞したらレビューを書きます。
2021/08/24夜-2021/08/25明け方

天才モーツァルトへの羨望、憎しみ、むしろ愛情、敬愛、軽蔑、信望、諦念、そして神への感情に似た信仰。愛憎の入り混じる感情の変遷が丁寧に描かれた傑作。

どの時代にもある、どんな人種にもある、自分は特別だと思っていたのに実際はそうではなかったと知った時、人はどうするか。
思い描く自分の理想とかけ離れた現在の自分との落差を受け入れられず壊れてゆくアントニオ・サリエリと自分が重なった。

ラストのサリエリの彼自身の中では彼こそが凡庸の神となり吹っ切れたような笑顔に凡人で凡庸な自分も最後に赦された気持ちになる。
m

mの感想・評価

4.1
3時間...虐げられる天才と凡庸な唯一の理解者。モーツァルトの笑い方。

21/086
https://ffybo.com/movie-review/amadeus

観終わったあとすぐにモーツァルトについてググるくらいに面白かった!
歴史に名前を遺した偉人だからそれはそれは華々しい人生だったことだろう…と思っていたがなかなか寂しい最期を迎えていたことにビックリ。
意外にも傲慢で世間知らずで浪費家だったようだけど、モーツァルトを演じている人がなんだか可愛らしくて憎めない感じになっていた。
モーツァルトが天才すぎて嫉妬丸出しのサリエリおじさんだったけど、なんだかんだで彼が一番のファンだったのではないかと思った。
音楽が良い(当然)けどちょっと冗長で微妙だった
ラストはめちゃ好きです
chuchuyama

chuchuyamaの感想・評価

4.3
ディレクターズカットをBlu-rayで。音楽と芸術にどっぷり浸かれる3時間。モーツァルトの「レクイレム」と死の事実に、彼の才能に嫉妬するサルエリの存在などフィクションを絶妙にブレンドした極上のエンターテインメント。
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