観に行きたいなぁと思ってる矢先に、リアルに教皇逝去。するとまぁ連日満席で直前予約が出来ないったら。結局仕事帰りは諦めて休日に向かうことに。なんでもアメリカではすでにアマプラで流れているが、視聴が何倍にもなっているそう。
教皇選挙秘密会議を「コンクラーベ」と表記される故、「根比べ」の語源と勘違いされがちのようだが、英語発音的には「コンクレイヴ」で、「根比べ」は仏教用語由来。でも共に宗教絡みで、どちらも忍耐が求められるというのは興味深い。
以下ネタバレ感想
レイフ・ファインズ主演は知っていたが、スタンリー・トゥッチにジョン・リスゴーって、燻銀感が素晴らしい。
その探偵レイフが、みんなからのタレコミで大活躍。彼が当初教皇になることに興味がないと言っていたのは恐らく本心で、純粋に、教皇たるものという理想が高い故の探偵っぷりなのだろう。とはいえ封印を解いて元教皇の部屋に入ったことにお咎めなしなどはちょっとご都合主義すぎる。でも皆に唆されて名乗る教皇ネームを考えちゃうあたり、憎めない人ではある。
そんなちょっと調子に乗っちゃったレイフを差し置いて最後をかっさらったベニテス役のカルロス・ディエス、なんと本格的な映画出演は初めてだそうで、中性的な雰囲気が素晴らしかった。ただ、どうにもサッカーの本並を感じてしまったのは私だけだろうか(笑)
映像は何処を切り取っても絵画のように美しい。廊下のシーン、枢機卿たちのお揃いの衣装とコントラストのブルーの椅子、傘さしての移動で1人傘なしのレイフなど、数えきれないほどに。ただ爆破シーンはアレをやりたくてテロの要素を入れた感じがしてちょっと鼻についた。でも、ちょっと瞼が重くなっていたので、起こしてくれてありがとう(笑)
余談
日比谷シャンテのスクリーン1、上映中に通路の足元の照明を消さないのね。。。その他の劇場では気になったことがないので消灯していると思うのだけど。。。点灯真横の席にしてしまったため、視界端が明るくて、仕方なく目元にずっと手をかざしていた。結果肘をついているので眠気を誘う。無念。