ドクター・ブルの作品情報・感想・評価

『ドクター・ブル』に投稿された感想・評価

街のために20年間も頑張ってきたけど、時代の流れもありヤブ医者扱いされちゃうところが切ないのよ。でも、フォードがそんな切ないだけのままで終わらせるわけもなく、しっかりと娯楽映画に仕上げてくる。しっと…

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okawara

okawaraの感想・評価

3.6

投げ出される郵便袋それ自体ではなく、列車から(郵便袋を除いて)誰も降り立たないことがこの町の周縁性を実によく表していることこそが、この映画の開巻の素晴らしさだろう。
そうしたほとんど寒村ともいえる町…

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フォードの理想的(とは語弊があるかもしれないが)人物像はこぞって孤立していく、しかし医療従事者と他とを決定的に隔てている感覚は無抵抗なまでの自己犠牲精神と徹底した薄幸ぶりであって、本作のブル医師のみ…

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ぴよ

ぴよの感想・評価

-
面白かった。

ジョン・フォードは演説に説得力を持たせるのが上手い。
袋投げ,電話交換所,中耳炎青年,教会,厩舎,カフェ,チョコシェイク,飲み屋,ビール,スキットル,回転遊具,チフス菌,注射並び,町議会,麻痺足動かし,列車袋投げ

1930年代アメリカのカリスマ的マルチタレント、ウィル・ロジャースとジョン・フォード監督による3部作の1作目。

片田舎の開業医ブルは地道で良識的な診療に勤しんでいる。一方で村のウワサ好き達からは、…

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atsuki

atsukiの感想・評価

4.0

到着する列車から投げられる郵便物。ストローブ=ユイレが「ネオリアリズムをふきとばす」というような雄弁さ。この大衆心理は、未開の町のコミュニティも普及したソーシャルメディアも変わらない。ウィル・ロジャ…

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zhenli13

zhenli13の感想・評価

4.5

最高。ウィル・ロジャースよ…
「通信」と「守秘義務」がこの映画に通底してる。
狭い町の電話交換手がつなぐ電話が、そこ此処で重要な役割を果たす。ウィル・ロジャースのブル医師は「20年間毎晩起こされてき…

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郵便袋で始まり郵便袋で終わる映画。田舎の町の医者と彼の周りで巻き起こるゴタゴタ。
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