1953年製作。脚本ルネ・ウィラー、ジャン・グレミヨン、ルネ・ファレ。監督ジャン・グレミヨン。上映館のパンフレットには、/仕事か結婚かを迫られた女医が、孤独への不安からキャリアを捨てようとする。全て…
>>続きを読むマッシモ・ジロッティ、まだ若くハンサム!
仕事に活き活きとしている女性を目にすると、
男は身を引きたくなるの、わかる分かる。
嵐の夜に船で灯台(男性の象徴)に向かうが、
ドックから船を出すところから…
本人もよくわからないようないろんな感情が混ざってるのを、誇張しない抑えた演技でやるのですごく細かく人間のめんどくさいところも出てくる。
男から電話がかかってきて、しつこく誘われて困ってると言うときに…
ジャン・グレミヨン監督『ある女の愛』(1953)
シネマヴェーラ渋谷にて鑑賞。
天職の全うと恋の成就が共存できない世界線を生き抜くー
子供たちが羊を守るために恩師の葬儀に出席できなかったことに…
凡庸にさえ感じる『ある女の愛』(L’Amour d’une femme)というタイトルや、往年の名作(1953年)のようなたたずまいに騙されてはいけない。日本でリメイクして最新作として公開しても、そ…
>>続きを読む無駄なく語っていくカメラワークに見惚れる。
全体が陰鬱な空気に包まれると幸せの兆しが見え、派手に賑やかになるほどに個人的関係性は悪くなり内面の葛藤が激しくなるというグレミヨンの演出が色濃い。
どちら…
女が家庭に入って子供を産んで幸せになるとは限らない。自立していないとお金も好きに使えない。子供を育てるのが仕事なんだったらその分の給料を夫からもらえるはず。祖母が家庭に入って子供が自慢だったとあった…
>>続きを読むチャップリンの芸のマネ。ドアの開閉をテーブルクロスが風で少しまくられることで表す。過ぎ去ったことを遠ざかるエンジン音で表す。葬式の風。暴風雨。大波に翻弄される小舟。
以下、シネマヴェーラの素晴らし…