ザ・ルーム・ネクスト・ドアの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

　ペドロ・アルモドバルの新作ということで鑑賞。内容を全く知らずにみたので、同じくジュリアン・ムーアが出ている『メイ・ディセンバー』みたいなサスペンスだと勝手に思い込んでいたのだが、尊厳死を扱った映画…

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アルモドバルが人生の終盤期を描いた『ペインアンドグローリー』に続いて、人生の終わらせ方を描いた今作
登場人物は末期癌のマーサと疎遠になっていた友人のイングリッドのほぼ二人だけだけど終盤のマーサとは対…

• #アルモドバルKNS

尊厳死、安楽死の是非、延命治療など答えを明確に出すのが難しい問題について色々な考えが頭を巡った。綺麗な映像とゆったりとしたストーリー展開で好きな雰囲気の映画だった。メインキャラの自立した二人の女性も…

末期癌を患っているマーサが安楽死を望む気持ちはわかるけど、それを見届けて欲しいと頼まれたイングリッドの気持ちは複雑だろうなぁ。

『死との距離感』や『別れの形』について考えさせられる。

ただ、ティ…

末期癌のマーサの死への願い
それを見届ける親友イングリッド

死への不安がありながらも、残された日々への感謝、自然や鳥の囀りに耳を傾ける姿勢、本を読む、映画を観る
葛藤しながらも、二人は平穏で安らか…

ティルダ・スウィントンとジュリアン・ムーアの共演、カラフルなセットと衣装。
かなり政治色が強く、安楽死についての見解の相違や地球温暖化についてなどの意見表明は確固たるスタンスを貫いていて潔い。

ベ…