模倣の連鎖。人が鬱屈とした人生を生きる中で一種の憧れのような存在を模倣することで生き方を変えていくことがある。度重なる着信音、水、鉢の割れる音、不穏さが続きながら主人公直子の変化を見届ける。あの山口…
>>続きを読む日常がじわじわと侵食されていく感じがとても好きだった。ファーストカットの雑踏からしてもう良い。
全体的にスローテンポの作品で、確かに黒沢清さんの作品群に近いものを感じた。
自分となりたい他者との…
“ふりしたりすること”
»婚約者の浮気を知り、同僚に導かれマッチングアプリをしてみた女性、気付けばやめることができなくなっていた彼女は、さらなる不安の渦に沈んでゆく。
これはタイトルとキャストが…
空っぽの自分が嫌いで憧れの誰かの人生を演じたらそれによって自分の何かが変わるかも知れないと思った。でもそれは依存だから自分には何もない事を否応なしに突きつけられその虚無と対峙する事になる。己は何者な…
>>続きを読む通過儀礼。偶像と象徴。世にも奇妙な物語をローテンションにして長くした感じ。
直子の苗字を作中で呼ばせないのが上手い。
大西礼芳の芝居の幅広さに驚嘆。雰囲気もキム・ダミみたいでいいな。
岩瀬亮が東ブ…
© impasse