配信もソフト化もしないとのこと。いろいろと偶然とタイミングが合って鑑賞。
言葉のひとつひとつに裏がありそうで感情と目的と人格を読み取ろうとしていたらあっという間。話そのものはそこまで凝ったものでは…
思えばオープニングのダンボールを被って覗き穴から職場を見回す主人公の箱男状態は、監督が仰った映画館で見る、ということのメタファーではないかと思ったりする。
息を潜め、その画面を凝視する行為。
そうし…
毎年、年の瀬に地元の映画館で上映されていて、監督さんも挨拶に訪れる。
せっかくの機会なので何か伝えたいなと思いながら、結局、毎回、「面白かったです」くらいのことしか言えず。
…って伝えればいいの…
映画館のみの上映、BGMがない、照明について、間について、アフタートークで監督の映画に対する矜持を感じた。
人間の想像力を信じている、と。
由香里がフレームアウトして泣き声だけが聞こえる定点観測のよ…
年末の締めにみるぞ〜と軽い気持ちでいったらぶん殴られました。
ファミレスとかで話してるの聞いたらうわーって思っちゃう会話の応酬。ずっと互いに見下し合い、「ブランコ似合うね」すら子供っぽいというチクチ…
出町座で鑑賞
ケンカのシーンは良かった。
ハネケっぽいしトリアーっぽい。
内容をざっくり言うと、
ストーカーと、被害妄想女、顔がいい以外の取り柄がないヤリマン、無関心で優柔不断な父親、バカ彼氏…
陰鬱なルック、生っぽい会話、徹底された長回しで息が詰まる。不穏さが充満しカタルシスは生まれないまま、散りばめられた伏線が徐々に回収されていく。何を見せて何を見せないか、何を聞かせて何を聞かせないかの…
>>続きを読む20231230 出町座
公開当時に見逃してDVDでみよと思てたら全然ソフト化されず、監督のこだわりで劇場でしか公開しない作品だと知りますますみたくてたまらなくなり数年間機会を待っていた作品。
期待…
2010年代に見た邦画の中でも特に印象的。
「由宇子の天秤」を見たときにどこかFORMAの二番煎じ感を覚えたけど、改めて見ると共通した項目は多いものの描こうとしている主とした題材のようなものはけっこ…
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