FORMAの作品情報・感想・評価

FORMA2013年製作の映画)

上映日:2014年08月16日

製作国:

上映時間:145分

ジャンル:

4.0

あらすじ

「FORMA」に投稿された感想・評価

りっく

りっくの感想・評価

4.4
前半から中盤は完璧
大きく分けた二つの女性像生き方
ステレオタイプにならない
悪意に満ちたシーンの積み重ね
負け犬と勝ち組という強固な尺度
父親と実家で二人暮らし
バリバリ働くキャリアウーマン
拾ってあげる雇ってあげる
そんな私っていい人でしょ自己愛
意地の悪さが目立ってしまう
婚約者がいて職にしがみつかない
それを揺るがす結婚という尺度
社会人としては落第
紹介者の面子を潰すことに無神経
辞めたい時に辞めても構わない
自分の人社会を気にしない
価値観の衝突からの転倒
蔑みの目線が逆転していく
絶妙にダメな婚約者
後半から終盤
ある1人の男がフィーチャー
実はずっと見守っていた
今までのシーンを別角度で
いくらなんでも説明的すぎる
物語の進行が止まってしまう
観客と同じ視点呆然と立ち尽くす
2人の過去がわからない
回想シーンもなく2人の言い分のみ
それこそが現実
覚えてないわからない関係ない
自分の都合のいいよう脚色捏造
父親とデキてたから家庭崩壊
倉庫での長回しで爆発
ダンボールで窒息死させ逃げる
残された男はテープを父親に
ナイフを持って待ち伏せするが
泣き崩れて何もできない
過去を引きずる人間の性
人の弱み妬みは一生引きずる
性根の悪さとサスペンスタッチ
余計な人間はほぼ映らない
各人の部屋を写すタイミング
karin

karinの感想・評価

3.8
不穏。
両手で顔を覆って、でも指と指の隙間からこっそり覗きたくなってしまう感じ。
この役のような人、居るよね、嫌いだなぁ!って、完全に入り込んでしまった(笑)
こんな事あるかい!とも思った!
色々考えさせられる映画であり
もう一度、せめてもう一度、観たいと思った
劇場でしか観れない映画
劇場で育って行く映画
なかなか良い!!

このレビューはネタバレを含みます

円盤化しないということで初めて出町座に行きました。
キャリアウーマンの綾子、工事の交通整備をしていた同級生の由香里にばったり会い、自分の会社に誘う。
最初は久しぶりに会った同級生、仲睦まじい姿…と思いきや綾子の態度がきつい。
そりゃ社会人として、友達だけど上司、職場で下の名前で呼んだり、タメ口だったりは微妙なのは分かる。
が、見てて不愉快になる位関係がギスギスしていく。
何故綾子が由香里に対して接し方が変わったのか、その理由を示すのが最後の方まで無いし、彼女の目が笑ってなくてこわい。
電気屋の防犯カメラコーナーの映像はホラーかと思った。一番怖かった。
そこからよくランチに行っていたレストランの店員視点になって、過去と現在の時系列が戻る。
隠しカメラによる長回しも段ボールに遮られてよく分からないし、あんな事で人って死ぬかな…なんか戯れあいみたいだった。
建物自体にもカメラあるだろうし、何がしたいんだか…うーん、、
すごい心がざわざわしたし、女の汚い部分と男の怖い部分を客観的に見てうわ…って思ったけど置いてけぼりになる部分もあって手放しに褒められるかと言ったら微妙…
これが初監督作品っていうのは力があるなと思ったし、次回作に期待したい。
数々の映画祭で賞賛された作品ということでずっと観たかったのだが、DVD化しないということで観る機会を逃していた
京都の出町座さんで6年連続年末に上映会をされているのを知り、昨日やっと鑑賞できた

とにかく不穏な映画
BGMが無いのも不穏、BGMが無いゆえに生活音が館内に響き渡るのが不穏を拡張させる
なんてことのない洗濯機の回る音にビクビクしてしまう

自然なセリフ回しも不穏で、聞こえにくいのも演出だったりするのかも?
やたらと長い間合いも観る者の不安を高まらせる

一番不穏であったのがカメラのカット
正面のアップ映像はほぼ無く、引きの映像で会話シーンを捕らえているのだが
2人を同時に映さず片方を画面から外す演出をするもんだからとにかく気持ち悪い(いい意味で)

私の知り合いでアラフォー独身女子がいるのだが、彼女のインスタグラム写真は旅行の写真も食事の写真も本人の写真と2人分の食事写真しか写さない
それがゆえに見る者は写さない理由を勘ぐってしまう
不倫旅行なのか?誰が撮影している?女友達?ならば一緒に撮影するよね?やっぱ不倫?まさか・・・一人旅行??てな具合

とにかく「隠す」と不穏になる

映画の内容そのものも「隠す」がテーマであるからかもしれない

内容は全て書けないが、映画「オールドボーイ」のような過去の行いによる復讐劇なのだが
オールドボーイは恨んでいる人間は積年の思いが詰まっているが
恨まれている人間は何気ない行動をしただけで、その行動を忘れている

本作はそこが曖昧で、恨まれている人間は忘れているのではなく
悪いことではないと自分で正当化させようとしている身勝手な女ということなのかな?

どうしても理解出来ないシーンがあるんだが
どうしましょう?

そうだ来年見に行こう!
タイトルの『FORMA』は”本質”という意味で使われているそうです。

極力演出しないという演出手法。

観客は、真っ暗な映画館の中で、ただただ流れるままに“本質”を見せられる。それはまるで、離れた場所で段ボールをかぶって、小さな穴から覗き見(あるいは盗み見)してるかのよう。

この作品、登場人物の表情をアップにしたりしないし、BGMも入らない。それをしたら、感情が伝わりやすくなるけど、替わりに”本質”が霞んでしまう。

さらに、DVD化も動画配信も予定なし。同じ場面だけを繰り返し観たり、一時停止して意味を考えたりしたら理解しやすくなるけど、これは小説じゃないし、時間は一定速度で一定方向にしか進まないから、やっぱり”本質”が霞んでしまう。

この物語には、ある「何故?」が付き纏う。勿論、それは明かされるのだけど、それはあくまでも真相であって、”本質”とは違う。それがこの作品の難しいところであるけど、素晴らしいところでもあり、



怖ろしいところでもある。

見てはいけないものを見てしまった恐怖と不快。
かめ

かめの感想・評価

3.9

チラシの意味がやっとわかったぜ

急いでいるのに信号待ちに引っかかっちゃった時、
5メートルくらいの距離でも信号無視しないで待っちゃう人って、真面目すぎてある意味一番ヤバい奴だよね。マイルールが絶対で、それが正義だと思っているタイプ。カフェバイトの男みたいなのが一番厄介なのかも
やりたいことが明確な映画という印象。

1シーンごとにほぼカットを割らずに、固定カメラ長回しで撮ってる場面の繰り返しが「この場面はいつまで続くのか?」という不安を感じさせる。

さらにBGMも効果音もないことで、日常を切り取った感じがより強調されて、日常の中、あるいは先に潜む不穏な空気感が、ずっと持続してて、観てて息苦しくなるようだった。

登場人物の言い分が食い違いながら展開する感じは黒澤明の『羅生門』を思い起こした。また、敢えて会話が聞き取りづらくしてる場面も含めて、核心部分を「藪の中」にしてる意図を感じる。

上映後に坂本監督が登壇されてお話されていた中で、「映画は時間表現」という意味のことを仰っていたが、確かに本作は巻き戻したり、一時停止したり、音量を上げたりすることで、会話や映像を読み取りやすくすることは出来るだろうけど、それをやると作品が表現しようとしたことを外してしまように思う。

時間が一方向に流れ続けて止まらない。
それを表現する為に劇場での上映にこだわる意味が有る。

気になる点もいくつか有る。
この関係性の相手から仕事を紹介されて、果たしてその誘いを受けるだろうか?そこまで切羽詰まってるようにも見えなかったし。そこに関しては、ちょっと不自然に思えてしまった。

ともあれ、ハッキリとした意図が見て取れる作品で、面白かった。
yo

yoの感想・評価

4.3
すごい引き込まれた
真実は分からないけど綾子が苦手なのは分かる

ただ、もう一度みたら見方変わるんやろうけど、それが出来ないのがつらい
yms

ymsの感想・評価

4.0
出町座で鑑賞しました。監督の舞台挨拶もありました。DVD化されていない、スクリーンでしか観られないという初めての経験。

坂本あゆみ監督のお話で、「物事を多面的にみる」というのがありましたが、この映画は登場人物の色々な視点からそれぞれの心情や背景を映し出しています。率直に私自身1つの物事に対して様々な視点から考えられる人間になりたいと思いました。

この映画を観れて幸せです。不思議なことに、人という生き物はなんだか面白いものだ、と前向きな気持ちになっています。
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