世にも奇妙な物語っぽさ、元フランス文学教授という、日頃から空想にふけってそうな、頭が良いからこそ現実と妄想との区別がつかないのか、モノクロがそのあたりを強く印象付ける。
彼というより、人の人生にとっ…
この映画を観ながら、まるで自分の老後を見ているような不思議な気持ちになった。恋人も作らず、誰かに依存することなく、ひとりで日々を生きる姿に、どこか共鳴してしまったのだと思う。
特に印象に残ったのは…
丁寧に余生を暮らす元大学教授の日々、と思いきや、現実か夢か妄想か、はたまた走馬灯なのか。シームレスに行き来…しているのかもわからない。
「敵は突然やってくる」と言いながら、ずっとじわじわ「敵」を恐れ…
ⓒ1998 筒井康隆/新潮社 ⓒ2023 TEKINOMIKATA