久々の吉田大八監督!うれしかった
予想外なジャンルの映画だったけどすごい好み。清廉潔白のままに死にたいという誰しもが抱く夢と、己を裏切ってくる情けないまでの本音という現実が老いと共に渾然一体となっ…
パーフェクトデイズとボーはおそれているを混ぜたみたい
結構精神的にやられた
こっちの方がパーフェクトデイズじゃんと思いながら観てた。
「裏窓」が出てから急に覗いてる感が出てきた。主人公の日常を、…
筒井康隆先生の、60才を過ぎた頃書かれた小説『敵』の映画化
「老人文学の金字塔」と言われてるそうです
孤独、老い、リアル貯金減ってくる、収入が無くて税金が払えない人、死への不安、なんだか身に迫る…
一人暮らしでも
日々のルーティンをしっかりこなし
キチンとした食事を作り
つましく凛と生活している元大学教授
でも
老い、死、という敵に
だんだん抗えなくなってくる
身につまされるシビアな問題だ…
渡辺儀助は著名な仏文学家で大学教授だったが、現在は退官して文芸雑誌に寄稿するなどして余生を過ごしている。たまに古い友人やかつての教え子が訪ねてくるが、子供はおらず20年前には妻に先立たれ全くの一人暮…
>>続きを読む最初のほうは、主人公の生活に興味を持てた。仕事とか、講演料10万円以下は引き受けないとか、時折くる女性の存在とか。中盤くらいから、妄想と現実がごっちゃになるくらいから興味を失ってしまった。
おそらく…
こんなにタイトルが鑑賞中ずっと頭の片隅にあった映画も珍しいなと思う。
前半の主人公の生活とタイトルにギャップを感じて何が敵なのかずっと気になって興味深く見られた。
が、突然メールで敵の文字が出てき…
世の中変わっちゃって、元大学教授の誇りとかプライドとか、そんなの生きるのに邪魔なんだ。でも、ただ生き延びるために生きることををどうしても受け入れられないんだよ。
あのころ普通だった生活が、今では贅沢…
怖いわ…
てっきり、終活も終えて余生のはずの元教授が色めき立って狂わされていく、的な話かと思いきや、それどころではなくどんどん不穏になる空気。ためて、ためてからの数少ないジャンプスケアシーンで過去…
ⓒ1998 筒井康隆/新潮社 ⓒ2023 TEKINOMIKATA