監督の持ち味であるとにかく不機嫌そうな人物が終始歩きまくる、本作でもやはり主人公は歩きまくる。ただ今までと違うのは光石研演じる主人公がぶっきらぼうでも不機嫌そうでもないところ。映画の中ではあまり語ら…
>>続きを読むその時に考えることを全力でやっていくだけ。後悔してもしなくても。それが長い時を経たあとにも。
「ほんとに思ってる?」本心と建前を使い分けることに違和感を感じていかなくては。
監督と光石さんの演技が作…
若年性認知症になった主人公が自分の中で折り合いをつける話
身近な人には症状を伝えない主人公が思わず家族に感情を露呈する場面でもう大人の娘に高い高いしたいっと懇願する場面は泣いてしまった。
たまに…
これは本当に映画なのか、とある中年男性の生活を隠し撮りしたんじゃないのかと思うくらいに光石研が"ただそこにいる無害のおじさん"ですごい。
年頃の娘に嫌われたくない、でも何か話したい、という気の伺い…
光石研の投げかけた言葉に、「しゃーしい」と応える松重豊とのやりとりとか、喧嘩になりそうな緊張感のあとのほぐれていく緩急のつけ方とか、この二人の共演は見ものであった。
冒頭とラストの白い何かが纏うよ…
光石研さんたっぷりで大満足!
長ゼリフ、長回しがほとんどで、終始間をたっぷりとる芝居がたまらない。
なのに死に間がない不思議だった。
私が演じてたら不安になってしまうかもしれない。ほんとすごかった。…
©2022『逃げきれた夢』フィルムパートナーズ