口数の少ない主人公と一匹で行動する黒い犬との静かな友情を描いた、カンヌ国際映画祭ある視点部門グランプリ&パルムドッグ審査員賞W受賞作品。
冒頭から舞台のゴビ砂漠の美しさ、さびれた廃墟の目立つ街並み…
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前半に度々映し出される野犬狩りのシーン、犬好きの私は辛くなってしまい、失敗したかなと思った。でも、最後まで観てよかった。
この作品、好き。すごく。
寂れた街や風景も、褪せた感じの映像も。
事故に…
視点が目まぐるしく変わる作品。ある街全体を舞台としているが、その中で特定の場所での日常を主軸としており、同一構図は二度と現れないんじゃないかというくらいにアングルがショットごとに異なる。無論、これは…
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時代の流れと街の停滞を、映像や空気感から強烈に感じられる作品で好きだった。
絵の具が色褪せて何とも切なくて美しい感じになった絵画のような風景ばかりで、観ていて飽きない。それどころが不思議とどんどん…
粒子の粗い
ざらついた画面
横長の中にぽつんとした構図
彩度を抑えた色調
全て大好物
荒野
砂塵
野犬の群れ
廃墟
ゴビ砂漠
虎しかいない動物園
高台
オートバイ
サーカス団
サイドカー
寡…
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