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「ポップ・アイ」に投稿された感想・評価

qqfowl

qqfowlの感想・評価

3.0
ゾウが鼻で木みたいなのを持って、歩きながらかじるのが面白かった。人間がホットドッグか何か食べながら歩くみたいで。なかなか背中によじ登れないおじさんを一生懸命助けようとするのも可愛かった。ゾウって賢いんだなぁ。チャーンビールって象ビールって意味だったんだね。

ゾウとおじさんが、旅の途中出会うキャラの濃い人たちはみんな良かったし、ラスト近くのちょっとしたどんでん返しも含蓄があったと思う。アチャーとしか言いようのない下半身ネタも、どことなく哀愁があって嫌いじゃなかった。

オチが弱かったのがほんと勿体なかった。何なの、あれは(笑)
一人旅

一人旅の感想・評価

4.0
カーステン・タン監督作。

人生に嫌気が差した中年男と一頭のゾウの旅路を描いたロードムービー。

シンガポール出身の女流監督:カーステン・タンの長編デビュー作となるタイ縦断ロードムービーで、首都バンコクから故郷ルーイ県を目指し北上する中年男&ゾウの風変りな旅の顛末を綴っています。

かつて有名建築家だったものの現在は落ちぶれてしまった主人公の中年男:タナーが、幼い頃に飼っていたゾウ:ポパイをバンコクの路上で偶然見つける。居ても立ってもいられなくなった彼は、立派に成長したポパイを買取り自宅に連れ帰ることに。ところが、彼の妻はポパイを一目見て大激怒。やがて仕事にも私生活にも嫌気が差した主人公は、ポパイを連れて故郷ルーイ県を目指し旅に出る…という“中年男&ゾウ”が織りなす異色のロードムービーであります。

道中出逢う個性的な人々(人生を悟ったホームレス、落ちぶれた中年ニューハーフ、お間抜けな警官コンビ等々)とのちょっとした交流がほのぼのとしたムードで映し出される癒し系ロードムービーで、大都市バンコクの喧騒とはまるで異なった田舎の原風景の穏やかな美しさに魅了されます。

ただ、タイ映画らしくとてものんびりとした作風になっているので、物語に刺激を求める方には少々不向きな作品であります。タイの緩やかな時間感覚と美しく静かな自然風景に包まれながら、中年男&ゾウの穏やかな二人旅の様子がユーモラスに描かれていきます。物語に意識を向けるよりも、事情を抱えた一人と一頭の旅風景を眺めている―ただそれだけで仕事に忙しい日本人にとってはヒーリング効果があります。

ゾウの愛らしい見た目と仕草も魅力的な“動物好き必見”のタイ映画であり、中でも主人公を背中に乗せてあげようと一所懸命に片足を上げて階段代わりになる姿に愛おしさを覚えます(しかも良く見ると、長い鼻を使って主人公の身体を支えようと頑張っています)。
くりふ

くりふの感想・評価

3.0
【思秋期の休日】

公開時は躊躇し今回レンタルで。

シンガポールの30代女性監督がタイで撮り上げた、象と歩むロードムービー。

一見、未熟さが気にならぬ骨太い仕上がりだが、心には響かなかった。

ミッドライフ・クライシス物語のように見えて実はそうでもなく、脇物語であるホームレス人生の方が、心に悼む。で結局、気の抜けた仕上がりと感じてしまった。

建築家である主人公は、かつての大成果、街のシンボルが取り壊しとなり、会社では若手に嵌められ追いやられ、家では妻に嫌われる。心の居場所を失くしたと感じた時、囚われた象と“再会”するが…。

しょぼくれた中年主人公、顔にすごく味がある。でも、彼の言動がぶっちゃけ軽率。象と旅に出ても、何かを捨てたわけでなく、経済的にも恵まれたままで、奥さんも逃げないし、結局、少し冒険要素はあるものの、休暇を取ったようなものだよね。…よかったじゃん(笑)。

画の完成度に比べて、描かれるべきナニカが不足と感じる。タイの情景は見ていて飽きない一方、これだ!と求心力あるショットもない。

シンガポールはまだまだ、国内の映画制作環境が不十分なようですね。この監督も、過去の映画から学んできた成果をここに詰め込んだのでしょう。いわゆる優等生じゃないか。今後の伸びには期待しますが。

終わってもタイトルに違和感。はじめは象の名前“ポパイ”だったが、本家に訴えられるかも?と一部変えたのだそうだ。だから、そこに意味を求めても無駄みたい。

…ポップな映画ではなかったけどね。

奥さん役の方、かつてタイのセックスシンボルだったそうだ。昔の画像ググったら、本作とのあまりのギャップに驚き。…当り前か(笑)。

<2019.7.4記>
sasa

sasaの感想・評価

3.4
失職したおじさんと一頭のゾウが主役の、一風変わったロードムービー。東南系のゆったりした雰囲気や、道中で出会う人々とのじんわりと温かいやりとりが素晴らしいが、謎の下ネタシーンや雑にまとめた感たっぷりのエンディングなど残念な部分も。せめて下ネタがなければ家族や子供と観たりできるのだが……
Ask

Askの感想・評価

3.0
タイ映画。久しぶりに観たタイ映画。
象と故郷を目指して旅する中年のおじさん。
まぁ…面白いっちゃ面白いんっすけど…。
都会に出るため象を売るとか、必死に象と故郷に行ったのに
「あれはポパイじゃないぞ」とかサラッと言われっちゃったりとか。
町に象がいても皆そんなに驚かない国、タイです。

車のシーンですが…ジャンピングしてます…わかるけど。
「…インサート入れようよ?」とか思ったりしました。
かえで

かえでの感想・評価

3.3
みんな幸せだった日々が永遠にあってほしい。自分がもっとも成功していた時、一番楽しかった子供時代、好きな人とバイク乗った日々…ふとふりかえってみたら…それでも前を向かなければならないのさ!象は後ろ歩きはできない
前進あるのみ!
勢いや思いつきで人に親切にしたってそうそう上手いこといかんこの感じ、分かる。

ゾウがデカくてテンション上がる。

コロナ終わったらタイに行く。
Ryogo

Ryogoの感想・評価

3.4
全体的にゆったりとしていて、タイの雰囲気が味わえた。
ストーリーもあったかい感じでいいけれど、ラストが唐突すぎてちょっとびっくりした。最後にもう1つほっこりする山場がほしかった印象。

ふたりで生きようと象に話しかけるところが素敵。
それから、象が大きな竹みたいなのをかじってるシーンも愛らしい。
マヒロ

マヒロの感想・評価

3.5
タイの大手建築会社の重鎮のタナーは、躍進を狙う若手社員には疎まれつつあり、家でも妻との関係が冷え切っていた。半ばヤケクソになっていたタナーは、道端で幼少期一緒に過ごしていたゾウのポパイと再開したことをきっかけに、ポパイを連れて全てを放り出して旅に出る……というお話。

ゾウが日常生活に溶け込んでいることが前提としてあるという、タイでしか出来ないような設定が面白かった。トラクターで走るお爺さんを描いたリンチの『ストレイト・ストーリー』のように、ゾウの歩みに沿って歩く姿をのんびりとしたテンポで描いている(途中で普通にトラックに乗るが)。
『ポップ・アイ』というタイトルは、ゾウの名前であるポパイ(POPEYE)から来たダジャレみたいなもので、特に深い意味は無さそう。

田口トモロヲみたいな見た目の主人公・タナーは割と誰にでも親切に接するが、良い人だから……というよりはもうどうでも良くなってしまってなりふり構わなくなっている感じはあり、聖人という訳ではない人間臭さがある。
旅の中で様々な人と出会う事になるが、エピソードはどれも苦い後味を残すものが多く、のんびりとした雰囲気とは裏腹にどうにもならない現実の厳しさみたいなものを突きつけられているような気がする。
そんな中で癒しになるのはタイの田舎町の素朴な美しさと、何よりゾウのポパイの賢さにあって、一挙一動に知性を感じる愛らしさがある。映画でここまでゾウをじっくり見ることってないし、それだけで新鮮。

劇中視点が結構変わるんだが時系列がよく分かりにくいのと、ラストが突然フワッとした感じで終わってしまうのがいまいち食い足りないところがあり、全体的に輪郭が曖昧な印象が残ってしまうのがちょっと気になったが、この映画ならではの独特の魅力はある作品賞ではあった。

(2021.172)
もちこ

もちこの感想・評価

3.3
木にだって必ず死は訪れる


のんびりしてて、体感時間長く感じるし、見てる最中は面白いってそこまで感じなかったけど見終わった後の、旅を終えたような達成感と幸福感に近い何かをエンドロール中に感じた。不思議。
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