統合失調症の姉を追ったドキュメンタリー映画。
他人には言えなかった複雑な家庭の様子を覗くような感覚。
お父さんがと意思決定をはぐらかす母や意固地な父、認知症の初期症状に加え時が経つにつれ老いていく両…
当事者としてこの記録を残したことが本当にすごい。撮影時の姉にかけられる優しく響く声は、かつて面倒見よく優秀だった姉を本気で殺そうとまで考えた人の声とは思えなかった。なぜこの家族だったのか、なぜ姉だ…
告発の映画だと思って観始めたが、贖罪の映画だった。
ラスト付近、ことここに至ってもなお言い訳を続ける父親とのシーンで映り込む監督の頭は白髪だらけで、冒頭に提示された学生証の写真との乖離に言葉を失う。…
映像として残せたのか奇跡的。
作品として伝える方法として残せたのが唯一弟の報いになったのかなと思う。
両親が責任の押し付け合いをしてたのが見るに堪えなかった。
両親ともに、ブライドが高いゆえに自…
これはすごい。あくまで家族の記録だ、だが淡々と撮り続けることでこれだけ現実を明らかにしていくとは。
「何のために撮影を続けていたのか」
その答えが時間を経て少しだけみえてくる。
本当は撮ること以外に…
しんどい気持ちになる映画かと思っていたが、淡々と描かれていたことで、むしろ落ち着いて観ることができた。統合失調症だと認めたくなかった親の姿には、その当時の世間からの偏見が影を落としていたのかもしれな…
>>続きを読む今まで職場や家族、友人、恋人関係などで体験したり見たりしてきた「わかり合えなさ」と通ずるものをとても感じた。
コミュニケーションにおいてとても厄介なのは、「相手との違いを理解・想像できない」「話し合…
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