ある闘牛士のドキュメンタリー
闘牛はこれまでミクテで牛に突かれて死ぬ瞬間しか見たことなかったのでそれら動画の印象が強かったが、本作はそのような野蛮にも見える死と隣り合わせの暴力性と儀式性、そして人…
判断中止。いまの時勢で闘牛士のドキュメンタリーを撮るにあたって、アルベルト・セラはもっとスペクタクルの暴力性を際立たせることも(喝采をあげる観客たちのカットが入っていたら?)、あるいは運動の美しさを…
>>続きを読む東京国際映画祭8本目
まず伝統的な闘牛について知らなさ過ぎて驚くことが多かった
今はこの通りのルールではなかったりするようですが、牛に本当に剣を突き刺して息絶えさせ耳を切り取るということや闘牛士が命…
ほとんどやっていることは同じで単調なはずなのに、緊迫感は続き、スクリーンに釘付けになる。
一方的とはいえ、リアルな命の取り合いを観たくなる気持ちが理解できた。
「孤独」とは仲間たちからの賛辞にほ…
第37回東京国際映画祭
ワールド・フォーカス部門
スペインの人気闘牛士たちの日常を淡々と描いたドキュメンタリー。
昨年のTIFFの審査員を務めたアルベルト・セラが監督を務め、今年のサン・セバスチャ…
セラさんの手にかかれば闘牛士も『ルイ14世の死』ジャン=ピエール・レオと化す(というか、だからこの題材に興味持ったのだろう)。剣を構える闘牛士と突進する牛の切り返しカットつなぎに顕著だが、予想通り一…
>>続きを読む闘牛士の吐息、生傷を濡らす汗、牛の背にぬめる黒血。決断の一瞬、刺さる剣先、どうと斃れ堕ち地に舞う砂埃。
ポリコレを嗤う、生半可でない諷刺目線に痺れる。今年も大空間でアルベルト・セラが観れて良かった…
マルチカメラの撮影も録音も技術的な力量は相変わらず凄いのだが、正直セラが闘牛を撮ると聞いて想像したものの範疇を超えず、いかにも現代映画の規範にまとまったものに留まるし、野蛮なようでいて実際のところお…
>>続きを読む【第37回東京国際映画祭 ワールド・フォーカス部門出品】
『パシフィクション』などの鬼才アルベルト・セラ監督のドキュメンタリー。サンセバスチャン映画祭でグランプリを受賞、東京国際映画祭ではワールド・…
作品として高い評価を得るのはわかるが自分には耐え難かった。が、最後まで緊張して観てしまった
…というのとは別に、闘牛士仲間がひたすらおしゃべり(エースの彼を褒め称える)するあれも仕事のうちなのかな?…