カメラを使って現実と戯れることを楽しみきっているショット群の瑞々しさと、苛烈な物語運びのギャップにやられる。
超若手が撮っているようでもありクソジジイが撮っている作品のようでもある。
公園の遊具で遊…
色んな場面に出くわしてしまうシャリンモフェットが通常の映画なら父か母、または対立からの解消を持ってくるところ常に宙吊りのまま終わる。
居場所がなく介在するもののような存在としてスリーショットに割っ…
常に決定的瞬間に居合わせてしまうシャリン・モフェットが不憫。第三者を媒介することなく事象とリアクションが直通しているため、他者の立ち入る隙=ドラマが弛緩する恐れなどない。
向かい合う夫婦の奥に娘が突…
フライシャーの長編第1作。両親の離婚で振り回されるシャーリン・モフェットの悲哀ある演技が良い。母親の不倫現場を目撃する俯瞰ショットや、両親の喧嘩を見る少し開かれた扉越しのショットなども、普通に良い映…
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