ふたりの子供は、祖父に引き取られるが、祖父のところにも金貸しは現れ、残りの借金返済を迫る。金貸しには足の悪い子供がいて、二人の子供が遊び相手になっていた。その子は、父の悪行を知り、非難する。子供に諭…
>>続きを読む春夏の巻で頭出しされていた大人たちの事情がついに子供たちの日常に翳りを投げかけ、フェードアウトとフェードインで接続される場面展開も重くなる。それでも前作同様、子供たちは海鼠壁の町を走り回る。繰り返し…
>>続きを読む清水宏監督が得意とした子供の強さと弱さを描いたジュブナイル映画『風の中の子供』(1937年)の続編です。今回は二本立てで、前編が「春夏」で、後編が本作「秋冬」となります。
1939年の作品ですので…
「子どもは真っ直ぐ向いて、大手を振って歩いてればいいんです」
『春夏の巻』よりさらに物語の機微が際立ち、その機微をなぞるショットが切なすぎる…走る子どもたちに追随しズームアウトしていくカメラ、しかし…
春夏篇とセットで。『風の中の子供』とストーリーや役者等そっくりなので、姉妹篇のようなものか。大人の世界と子供の世界をわかりやすく対比させ、やはりここでも清水は子供の味方となる。ちょっとしたことで子供…
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