
1993年2月27日ボスニア・ヘルツェゴビナのストルプチ。ベオグラードから出発した旅客電車が武装した男たちに停められる。無実の市民たちが次々と引きずり降ろされる中、500人もの乗客の中で唯一、一人の男が立ち上がる。
ボスニア紛争末期の1995年7月11日、ボスニア東部の町スレブレニツァがセルビア人勢力の侵攻によって陥落。避難場所を求める2万人の市民が、町の外れにある国連施設に殺到した。国連保護軍の通訳…
>>続きを読む「あなたの行った虐殺を、もう一度演じてみませんか?」 男は粋なスーツに身を包み陽気に微笑んでいる。 残虐なシーンのないこの映画が、しかし、私たちを最も慄然とさせる映画になった――― …
>>続きを読むスペイン内戦が終結して2年。マドリードの刑務所では活動家の関係者がおざなりな裁判で死刑を執行されていた。オルテンシアは妊娠中に収監され、妹のペピータは姉を救う方法を模索する。ある時、ペピー…
>>続きを読むテヘランの牛乳工場に勤めるミナは、夫のババクを殺人罪で死刑に処されたシングルマザーである。刑の執行から1年が経とうとしている今も深い喪失感に囚われている彼女は、聴覚障害で口のきけない娘ビタ…
>>続きを読むジョージアの首都トビリシで開催中の女子世界柔道選手権。イラン代表のレイラとコーチのマリアムは、順調に勝ち進んでいくが、金メダルを目前に、政府からイスラエルとの対戦を避けるため棄権を命じられ…
>>続きを読むアフガニスタンの難民キャンプで暮らす青年は、結婚したばかりの妻、そして家族への責任と、国防軍に入隊して軍人になるという夢の間で大きく揺れ動く。
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