「とある少女の一夏の思い出」を見た
はじめの方は、明日は何が起こるんだろう?というドキドキが、保護者の目線で感じられた。
だんだんフキちゃんの目線になっていって、子どもから見る大人の複雑さ、曖昧さ…
自分のやりたいことから現実逃避するようにレイトショーで観に行った。
箇条書きでの感想です。
・時代設定が最初掴みにくく、徐々にわかっていって最後カレンダー写った時に1987年と気づいた。
・冒頭の…
とんでもない大傑作。
明確なストーリーラインがあるわけではないが、小学5年生の少女の瞳を通して出会う世界の話。
主人公フキの家では鳥かごで小鳥が飼われているが、まさに鳥かごの中から少しだけ外の世界…
観終わった後の余韻が長い映画だった。
最初のツカミも独特で引き込まれた。
英語の先生が父の葬式と知った時に泣いたのは、フキがまだ小5で可哀想だったからなのもあるが、父と二度と会えない悲しみを彼女も…
情報を削り落とした描写で、前情報なしで観たので結構退屈な時間も多かったしなんのためかわからんシーンもあった。でもなんか幼少期の記憶とか呼び起こされたから凄いのかもしれん。あんま知らんけど時代考証と再…
>>続きを読むこのビジュアル、この色味でポスターを出しているのと対照的に、とても陰鬱な映画だと思った。
ペドフィリアに首を絞めて殺される夢から始まり、がんで血を吐く父、夫を喧嘩の末無くした妻、友人の母親からの腫…
80年代後半に生まれた人間としては、懐かしさがありつつも、どこか見たことのない知らない時代でした
分かるような分からないような
変わったようで変わらないような
観ていて一本道を歩いている感じでは…
無駄なセリフを省き、それでも退屈させず、出演者たちの感情の動きを細やかに描写し続けるだけで興味を最後まで持続させるスキルと度胸に嫉妬した。
監督脚本ってこういう事だよな、って。
最後の最後まで主人…
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