カラスの飼育の作品情報・感想・評価

「カラスの飼育」に投稿された感想・評価

Kyohei

Kyoheiの感想・評価

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思ってた以上に暗くて、内容に御都合主義的な展開があったりしなかったのが良かった。
ズボズボっとツボにはまってしまった。

結構好き。

原題は日本の“飼い犬に手を噛まれる”に相当するスペインの格言だとか。「ミツバチのささやき」のアナ・トレントの磨きがかかった不穏な演技。ジェラルディン・チャップリンの薄寂しさ…あんな暗いオーラ見たことない。

ごちゃ混ぜの3つの回想ワールドからアナの頭の中を紐解いていく感じがいい(紐解けませんが…)。かわいい顔で吐きまくる恐ろしいワードに絶句。

念入りにコップを洗うアナが可愛くて恐ろしい。お手伝いさんの露骨風昔話もっと聞きたい。映像も好き。着ている服とインテリアと赤ちゃん人形と頭から離れないPorque te vasの音楽が可愛い♡ディスク購入して正解だった。
hagy

hagyの感想・評価

3.5
アナトレントが魅力的なのはもちろん、幼いが故の正直さ、、破壊力は抜群ですよ
埃っぽく古びた家屋に閉塞感のある遊びの風景、こうしたものが織り成す幼少期を描いた映画です、
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

3.5
‪「カラスの飼育」‬
‪母の幻影…心臓麻痺で亡くなった父。毒殺と勘違いするアナ。現在と過去、未来と幻想。唯一無二の複雑な日常を1人の少女の目線で描かれたスペイン映画の傑作にしてサウラ監督が原案、脚本、監督をした力作。主演のトレントの素晴らしき芝居は“ミツバチのささやき”の時と変わらず凄い。‬
McQ

McQの感想・評価

4.2
「ミツバチのささやき」でアナの魅力に取り憑かれた監督が、出演に猛反対するアナの両親を説得し、アナの為に作り上げたという作品。

役名もアナ!笑
そんな経緯を聞いてしまうと、ちょっと横目で観てしまいそうなところだけど、、

その内容は両親の反対に納得してしまうほど毒まみれ!

9歳の少女の口から「死」というワードが何度も何度も放たれる。

お気に入りのレコードを聴きながら呟くアナの姿は焼き付いて離れない。

この曲も頭から離れない。

観終わってからじわじわくる不思議な感覚。

後から解説を読んで気付いた事もあり、これは衝撃、、
空想と現実が曖昧なまま突き進むので最初は「?」も多く、もう一度観たくなる。

アナの美のピークはミツバチだと思うのでこれでギリギリ、、と勝手に判定。

両親の代わりに「これ以上デカくならないで!」と躾けたい笑

家政婦のおばちゃんが、アナのおねだりでポロリするシーンが好き。
ミツバチのささやきと同等かそれ以上のアナ・トレントの存在感、彼女を含めた子供たちの所作、時たま垣間見えるベルイマン的不穏さ、これらの要素から決して悪くない映画だと同意はできる。

でもこの数年後から撮り始める、カルロス・サウラのライフワークとも言えるフラメンコ映画群のイメージが強いせいか、画面から熱が感じられないことに物足りなさを覚えてしまう。
No.603[アナ・トレントという怪物に撓垂れ掛かったサウラ、一本締め映画に関する私的論] 100点(オールタイムベスト)

初めて見たのが国立二次試験前日だったのだが、Jeanetteの”Porque te vas”の破壊力が凄すぎて試験期間中ずっと聴いていたという思い出がある。今でも聴くと嫌そうに学校に行くアナ・トレントの顔と共にあの時の感情が鮮明に思い出される。想い出記録。

後から考えてみて内容があやふやだったり、見ている途中では何とも思わなかったりするけどラストシーンで気に入る映画を”一本締め映画”と勝手に命名しているのだが、本作品は最たる例である。
フランコ政権の高官である父親が情事の最中に死亡し、残された三姉妹は叔母に引き取られるという話で、成長した次女と亡くなった母親をジェラルディン・チャップリンが演じることで系譜を重ね、少女時代の次女を怪物少女アナ・トレントが演じている。1973年に退陣したフランコが1975年に死亡、翌年の1月に公開されたこの映画は、フランコ後の世界をぎこちなく謳歌する次世代とどうしていいか分からない旧世代の対立を描いているような描いていないような話で、実は内容は無いようなもの。ただ、ラストで超嫌そうに学校に行く三姉妹が雑踏に消えるまでを追う際にかかるJeanetteの”Porque te vas=あなたが去るから”は非常にエモーショナルで、心を揺さぶる。一本締め映画は”終わり良ければ全て良し”の観点から評価が上がる傾向にあるのが分かっていただけただろう。

サウラは「ミツバチのささやき」以降学業に専念していたトレントを説得し、休み期間に撮り上げたらしい。トレントに心酔していたサウラの心が見え透く脚本はやはり当て書きなのだろう。彼女の存在感が凄いが、それ以上にトレント以外の存在感が最早空気レベルなのは、トレントの凄さ以上にサウラのトレント愛がチラつく。これ以降学業に戻ったトレントはアメナーバル「テシス 次に私が殺される」で復帰するのだが、可愛いぷっくりした少女時代をどこかへ置いてきたラテン系のお姉さんになっていた。

色々御託を並べたが、私は本作品が好きだ。映画に想い出が絡まると正当な評価を下せないのは知っているが、それでも好きなものは好きだから仕方がない。私のiPodでJeanetteのこの名曲はトップ10に入り続けている。
人間離れした雰囲気のアナトレントがとにかくいい。ほんま眼!!!!!って感じや。ただでさえ妄想が交差するからわかりづらいのにジェラルディンチャップリンの一人二役がますます混乱を招くから、そこだけはする意味あんのか?と理解不能であった。聖ロザリンド的なのを期待してたのに、内に秘めた暴力性だったのでやや期待はずれ。
ヤクルトホールの試写会で鑑賞。

この映画、自分が観た時は『悲しい朝』というタイトルだったが、試写会から数年経って公開された時、『カラスの飼育』にタイトル変更されたカルロス・サウラ作品。

この映画タイトル(改名版)は、「カラスを育てて、そのうち目をほじくられる」ということわざがあるらしい。(凄い表現のことわざである。)

物語は難解であった。

父親が愛人と過ごしている部屋で死ぬところを見た少女に、その後で母親が「何してるの?」と尋ねると少女は落ち着いて眠る。
そして、父親の葬式の時に姉がやってきて話していると、姉は「何言ってるの。母親は既に死んじゃったじゃない」と言う展開…。

頭がこんがらがってしまう。

現実だか、夢なんだか、自分には良く判らない映画だった。
アナ・トレントがレコードに合わせて踊るシーンが本当にツボでツボでyoutubeで何回でも見ている
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