法廷劇としてのストーリー展開がやや凡庸でジョンフォードのベストフィルムとは思わないが、死刑になりそうな2人の男の強く愛情深い母親と誠実なリンカーンのやりとりが心に残る。序盤、控えめに想いを打ち明けた…
>>続きを読む追う追われるといった活劇的な展開が皆無の会話劇だが、その会話劇を飽きさせないための登場人物の動きや編集の工夫、ジョークの配分に隙がなさすぎる。そして、冒頭の散歩シーンとか幌馬車が去りゆく様とかがいち…
>>続きを読むこのタイトルながら中身はほぼ法廷サスペンス。自分的にピークは裁判よりも中盤のリンチを求める暴徒をなだめる場面。丸太で扉を破ろうとする男たちに「それ置けば?重たいだろ?」って諭すの痺れた。樽を燃やす祭…
>>続きを読む ほとんど観る手段ないのに鑑賞できた!
ジョン・フォード4作目
まだ弁護士だった頃のエイブラハム・リンカーンが、独立記念日に起こった殺人事件の被告人弁護士として仕事を全うする物語。
ヘンリー…
「駅馬車」(1939)の次作として同年にフォード監督が撮った一本。駆け出しの弁護士だった若き日のリンカーンの史実をモデルにした法廷劇。
「この作品の理念は、(リンカーンが)一介の若者であった頃から…
一触即発の状況を前に「なぜ人類には法が必要なのか」を演説して民衆を黙らせるヘンリーフォンダのシーンがペンは剣よりも強しを体現していて格好良い。法廷が終始アメリカンジョークで和やかだったり裁判長が居眠…
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