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そして船は行く
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目次

『そして船は行く』に投稿された感想・評価

月夜の舞踏。

フェリーニの映画であり、劇伴の一部がクレール・ド・リュンヌと云うだけで観たくて仕方がなかった作品。
特に船底のボイラー室での歌唱、亡くなったエドゥメアをトーキーで偲びながら沈み行くパッサーノ伯爵が印象に残ります。

少々貧弱な特撮が目立ちますが、虚飾と人間らしさ、格差とをフェリーニらしい温かな眼差しで記録した作品でした。
 フェデリコ・フェリーニ作品

第一次世界大戦間近、あるオペラ歌手を海に散骨するため豪華客船に乗り込んだ上流階級の人々
その道中、様々な事態が巻き起こる。

フェリーニが映画愛を詰め込んだ一作
オープニングからサイレント映画が始まり、段々とトーキーになり、カラーになるという映画史をやってのける。
そこから異化効果による画面に向かって話しかけるおじさんや調理室でのグラスハープ演奏、甲板での一時、ボイラー室でのオペラ合唱、サイ、幽霊、セルビア難民などフェリーニらしいユニークなエピソードが多数。

最後は悲劇の中でのオペラ合唱
そして、映画であることを見せてしまうメタ構造

この映画には人生そのものを具現化した船に乗る人々の様子が美しい
特にセルビア難民とオペラ歌手たちが夜に甲板の上で躍り合うシーンはこの映画を象徴する名シーン。
フェリーニは本当に人が好きで人生が好きな人だったんだと思います

唯一、音楽がニーノ・ロータじゃないのが残念ですが、8ミリに写ったオペラ歌手を見ながら沈んでいく男の姿に「月の光」がバックでかかるのは素晴らしかった。

フェリーニの作品でもかなり上位にくるくらい好きな作品でした。
口
5.0
フェリーニ最大の特色も言える誇張と喧騒を控えた異色の作風ながら、演劇的かつオペラ的演出で一次対戦前夜の物語を悲喜劇として描き出した大傑作で最高です。

『そして船は行く』に似ている作品

アンジェリカの微笑み

上映日:

2015年12月05日

製作国:

上映時間:

97分

ジャンル:

3.6

あらすじ

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