最初は私もこんな残酷な記憶について触れないでいた方がいいのではという気持ちがあった
以下、中身に触れています
満州へ開拓団として渡った岐阜県白川町黒川の650人の村民たち。戦況が悪化し関東軍…
中公新書の『日ソ戦争』でも触れられていた満州開拓団における性接待についてのドキュメンタリー。痛切な過去を、しっかり未来に伝え残さなければならないという強い意志を出演者からも製作陣からも感じる。戦争に…
>>続きを読む地獄から帰ってきたらもっと地獄だったというその重みは、どのようにかたどられるの(象る・形どる)か。かつてあった歴史でなく現在もその碑文が建てられたということをめぐって、長い時間をかけてようやく変化す…
>>続きを読む那珂市のミニシアター「あまや座」で「黒川の女たち」を見て来ました。
岐阜県に第二次大戦中に存在した黒川村では、約600名の村民を開拓団として満州に移住させたそうです。
しかし開拓団とは名ばかりで…
体と命を村のために犠牲にして
やっと帰れたと思ったら迫害され
そしてこの出来事を語り継ぐことが使命…
ってどんだけ背負わないとならないんだ
辛すぎて涙がとまらん
「接待」ってなんだよふざけんな
…
碑文の建設に最初から反対してた、彼女たちの気持ちは自分が一番わかっている(は?💢)という開拓団団長の長男の発言や、集合写真の前列左端の女性の顔には今だにぼかしがかかっているのが、映画館を出た後もずっ…
>>続きを読む最初から期待値高かったのに、見終わって期待を裏切らないどころか、期待以上。
本当に粘り強く取材を重ねた、取材対象に対して誠実な映画である。
それに加えて、映画としての完成度も高い!本当にうまく構成さ…
駐留軍への女性の「接待」が負けた国ではよくあることだとしても、「よくあること」として目を背けてはならない。
無かったこととして、あるいは恥の記憶として忘れ去ろうとすること自体が、被害そのものと同じく…
©テレビ朝日