その地の苦しさを際限なく描き出した作品。
日頃邦画を観ている私にとってはかなり新鮮かつ、情勢を知る上で良い作品だった。主人公の女の子が抱えている鶏が愛おしくも、彼女にとっては大きな意味をもたらして…
貧困層でありながら、鶏を相棒のように可愛がったり、瞬きゲームで友達と遊ぶことに不足を感じていない少女ラミアの物語。ラミアの住まいは質素でありながら美しい。
大統領のケーキを作る命を受け、砂糖や卵の…
ポスターがかなりミスリードで、これに騙される人も多そう。ケーキを作るために街中を走り回り、困難はあるけれど人のやさしさに触れて材料を見事コンプリート。めでたし、めでたし...という結末が訪れそうなポ…
>>続きを読む【我らの魂と感情がハサン・ハーディ監督に奪われます】
「我らの魂と血をサダムに捧げます」
「フセイン万歳」
などと子どもたちにも唱えさせる、1990年代の独裁政権下のイラク。
そんなイラクの実情を…
大統領の誕生にケーキを作る係。名誉のように感じるが実現するには難しすぎるケーキ作り。ケーキを作るための材料集めのために祖母と町へ行くが、祖母はラミアを養子に出すことで彼女を守ろうとしていることに気付…
>>続きを読む9歳という幼さで、あんなにたくさん頑張って嫌な思いして辛い思いして、それでも涙をこぼさないのに、鞄の中で卵が割れてしまっていたのに気がついて泣いているシーンで、本当に胸が苦しくなった。
ずっと一日…
映画館のポスター等からホッコリ系の映画と思わせつつのかなりデストピアな作品。
何故、ケーキ係と果物係がクラスで1,2を争う貧乏な家の子に当たるのか、、、、、そこからして、かなり不条理である。
また…
タイトル通り大統領のケーキを作る話だが、ケーキはマクガフィンであり、材料集めの中でイラクという国に蔓延る構造的な問題を浮き彫りにしていく。まず、日本の価値観基準だとまともな大人は一人として登場しない…
>>続きを読む1990年代フセイン政権下のイラク、国連からの経済制裁下で国全体が貧しい。9歳の少女ラミアは、祖母と2人で貧しい暮らしをしている。
ある朝、ほんの慰め程度のミルクを渡されて今まで働いていたところか…
ⓒ 2025 TPC FILM LLC All Rights Reserved.