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大統領のケーキ
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目次

大統領のケーキの作品紹介

大統領のケーキのあらすじ

祖母と二人で暮らす 9 歳のラミアは、学校のくじ引きで「大統領のケーキ係」に選ばれてしまう。フセイン大統領の誕生日に、お祝いのケーキを準備する係だ。翌朝、ラミアは祖母に連れられて、父の形見の時計と、“友達”の雄鶏ヒンディとともに町へ出かける。だが、日々の食卓も満足に揃えられない祖母の目的はケーキではなく、ラミアを養子に出すことだった。思わず逃げ出したラミアは、自らの手でケーキの材料を集めれば、祖母との暮らしを続けられると信じて、クラスメイトのサイードと協力して町を駆け回る。十分なお金も時間もなく、あるのは知恵と想像力だけ── はたして、“名誉あるケーキ作り”の行方は?

大統領のケーキの監督

ハサン・ハーディ

原題
The President's Cake
公式サイト
https://movies.shochiku.co.jp/presidentscake/
製作年
2025年
製作国・地域
イラクアメリカカタール
上映時間
105分
ジャンル
ドラマ
配給会社
松竹

『大統領のケーキ』に投稿された感想・評価

4.0
第78回カンヌ国際映画祭にて新人監督賞(カメラドール)を受賞。2026年アカデミー国際長編映画賞イラク代表作品。イラク出身のハサン•ハディ監督の初長編作品を「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」 にて鑑賞。

1990年イラクは世界中から厳しい経済制裁の中にあり、アメリカ軍によって日常的な空爆の危険に晒され、食料も常に不足していた。そんな中でもフセイン大統領は、自身の誕生日を国民に祝われていた。この物語は、学校のくじ引きで大統領の誕生日ケーキを用意する担当になった9歳の少女ラミアが主人公。ケーキの材料を入手するために祖母と市場に出かけてはぐれてしまったラミアは、飼っている雄鶏のヒンディを連れて同級生のサイードと一緒にケーキの材料を求めて街を彷徨う。

水辺の小屋で祖母と暮らす貧しいラミア。当時のイラク国民にとって小麦粉や砂糖、バターなどのケーキの材料を調達するのはとても難しいこと。当てにならない警察は、子供にも容赦ない。優しく接して来るおじさんは危険な匂いがプンプンする。街のあちらこちらに大統領の肖像画が飾ってあり、大統領を称える演説や行進が映し出される。アメリカ軍の空爆の音が遠く響く中、人々が常に危険に晒されている異様な光景。選択肢がなかった過酷な環境で生きていたイラクの人々の日常が再現されている本作。イラク国内で撮影されたという貴重な映像に胸がつまる。

不条理な生活を強いられていたイラク市民の日常が、9歳の純粋で健気な少女を通して力強く描かれている。穏やかな日常が一瞬にして奪われそうなラスト。「目を閉じたら負け」ラミアとサイードの姿が鑑賞後も脳裏から離れなかった。一般公開はまだ未定らしいが多くの人に観て欲しい作品。

カンヌ国際映画祭のアーティスティックディレクターであるジュリアン•レジ氏によるトークイベントで、「国宝」「見はらし世代」が監督週間に選出されたことへの称賛、カンヌで上映された他の作品の貴重な話を聞くことが出来た。フランス本国で、「国宝」はこのクリスマス時期に公開されるとのこと。日本の大ヒットを受け、世界の人々がどのように評価するのかも楽しみになった。
[イラク、フセイン大統領の誕生日をお祝いしよう] 70点

2025年カンヌ映画祭カメラ・ドール受賞作品。Hasan Hadi長編一作目。イラク映画を観たことがあるだろうか…と思って調べたが、これが初めてだった。時は1990年、イラクは世界中からの厳しい経済制裁の中にあり、アメリカ軍によって日常的な空爆の危険に晒され、食料や医療品が常に不足していたが、フセインは自身の誕生日を国民に祝わせていた。主人公ラミアは水辺の小屋で祖母と二人で暮らす少女、今年は彼女が誕生日ケーキ係に選ばれてしまった。飼っている雄鶏のヒンディを連れた三人で、ラミアは都市部に出てケーキの材料を揃えようとするが云々。ラミアの水辺での生活はエミリオ・フェルナンデス『マリア・カンデラリア』で描かれたソチミルコの生活にも似ていた。都市部に出たラミアは、同級生で距離の近いサイードと組んで材料集めをこなしていくが、街行く人々はとにかくギスギスしていて、子供たちですら、いやだからこそ詐欺や強奪の対象にされる。子供たちの目線から大人たちの狡さを描くのはジャファル・パナヒ『白い風船』を思い出した。"善きサマリア人の例え話"を組み込んだ同作で子供たちを助けてくれるのはアフガン人の少年だが、本作品では都市部まで乗せてくれた配達業のおじさんだったので、良い大人もいます的なちょいヌルい感じになっていたのが違いか。兄妹ではなく同年代の男女がペアになっているのも違いか。カフェで時計を売ろうとするシーンで、ラミアだけ歌手に誘われてホールで踊り、それをサイードが見ているというシーンの感情の描き方とかとても良かった。ちなみに、初稿はラミアとサイードがくっつくというものだったらしいが、サンダンスでの脚本指導によって削除されたらしい。それにしても、誕生日を祝わせる他にも、そこかしこに肖像画が飾ってあったり、校庭で大統領を称える演説が行われたり、大統領を称える行進が行われていたり、監督曰く"他に選択肢がなかった"という過酷な環境を見事に再現している。あと、個人的にモスクで祈ってるシーンで、明らかに足開きすぎだろ…と思ったら股の間から後ろに見える入口付近で色々起こって、それを手前にいる祈り中のラミアが立ったり座ったりして視界を塞ぐことで"宙吊り"にしてる演出が面白かった。
3.7
【はじめてのおつかい、イラク:エクストリームモード】
動画版▽
https://www.youtube.com/watch?v=QmF1OTCGm74

カンヌ監督週間 in Tokio 2025オープニングで『プレジデンツ・ケーキ』を観てきた。エンドロールで驚いたのだが、NHKが製作に携わっていた。NHKは意外とワールドシネマの製作支援に力を入れており、過去にはダルジャン・オミルバエフ『The Road』の製作にも携わっていたりする。既に松竹配給が決まっているのも納得な程に良作であった。

サダム・フセイン独裁政権下のイラク。フセイン生誕祭を祝うために学校で役割分担が行われ、少女はケーキ作りを担当することとなる。とはいっても、イラクの市民は貧困に苦しめられている。祖母と買い出しに行くもはぐれてしまった彼女は相棒の少年と一緒に、食材探しの旅に出る。金が足りない。交渉するが、おじさんも生活がかかっているので安請け合いはしない。本作はエクストリームすぎるおつかいを、執念でひとつずつこなしていく少女の目線を通じてイラク社会の過酷さを訴えるものとなっている。少女は手伝いをするなどして着実にアイテムを揃えていくわけだが、その過程で恐ろしいことが起こる。タッチは『友だちのうちはどこ?』であるものの、キアロスタミ以上にハードな子どもたちの生活を前にイラク社会の過酷さがうかがえるのだ。本作はカンヌ国際映画祭でカメラ・ドールを受賞したわけだが、それも納得な宙吊りのサスペンス、物語推進のための手数の展開が冴えわたる一本であった。

『大統領のケーキ』に似ている作品

ドイツ零年

上映日:

2025年12月20日

製作国・地域:

上映時間:

74分

ジャンル:

配給:

3.9

あらすじ

ナチス・ドイツ崩壊後のベルリン。病弱で寝たきりの父、警察を恐れて家に引きこもる兄、家計を助けながら父の看病をする姉と、間借りした狭い部屋に暮らす少年エドムントは、父と兄に代わってお金を稼ぐ…

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