いろいろな対比が描かれるが、品格はやっぱ一朝一夕では醸し得ないなあと。
たっぷり時間をかけた(ように感じる)この映画の各カットもその品位を表現してるように思った。
最後の結末は、不慮の不幸でありな…
原作者「タラションコル・ボンドパッダエ」 放蕩地主のダメ親父がとくに努力もせず音楽サロンにハマり、破滅へと向かう話。最初の鏡で見る堂々とした姿と終盤、疲れきり年老いた姿が残酷なまでの対比になって好き…
>>続きを読むいつか作品を
一気見したいなーと思ってた
サタジット・レイの
名作と名高い一作
ね、、寝た。残念ながら
あまり面白い話だと思わず
息子さんの美声と
後半の踊り子のパフォーマンスは
確かに見もの…
封建制から近代の資本制へ移行する過渡的な時代において、みずからの階級的特権にしがみつく、没落する地主階級の男ラエ。まったく共感できない俗物だが、過度に意図的な人物造形によって、その虚実がいっそう強調…
>>続きを読む冒頭のアップから圧倒的。遠ざかっていく馬車を見送るショットの反復、音楽サロンをもう一度立ち上げる契機となる鏡(そして祖先の絵と繋がる額縁、血の復活)、杖を持ち上げることで蜘とシャンデリアが繋がり、さ…
>>続きを読む階下に降りたく無い、動きたく無いというのはある意味メタファー?
没落したく無いという気持ちの現れ?
自分が名家であることにかまけた没落貴族の最後の望みの音楽サロン
自分の足元を這う黒蜘蛛
シャンデ…
冒頭、闇にゆったりと揺られるシャンデリアに、痙攣的なインド楽曲が添えられる。これが、身の毛もよだつような不気味さと高揚感で、ただならぬ物語の幕開けの予感となった。そして今作を全編占めるインド楽曲に…
>>続きを読むカースト制度、音楽、ヒンドゥー、大自然、動物。すべてがインド。
水の上でもがく虫。先祖の自画像に張り付く蜘蛛。消えていく灯り。主人の虚勢によって堕ちていく様子が様々な暗示によって示される。
音楽サロ…
メモ書き的にざっくり。
時代の境目の悲劇。
没落貴族の主人公が、お金がないのに貴族趣味の音楽サロンに執着する。
その結果悪天候なのに妻子を船に乗せて死なせてしまうし、蓄えも全く無くなってしまう…
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