冒頭、闇にゆったりと揺られるシャンデリアに、痙攣的なインド楽曲が添えられる。これが、身の毛もよだつような不気味さと高揚感で、ただならぬ物語の幕開けの予感となった。そして今作を全編占めるインド楽曲に…
>>続きを読むカースト制度、音楽、ヒンドゥー、大自然、動物。すべてがインド。
水の上でもがく虫。先祖の自画像に張り付く蜘蛛。消えていく灯り。主人の虚勢によって堕ちていく様子が様々な暗示によって示される。
音楽サロ…
いやー、面白かった。ヴィラーヤト・カーンが担当した音楽が凄い。踊りや歌、シタール、タブラ、全部かっこよかった。あと、サタジット・レイの画角の切り方や描き方など、めちゃくちゃ好き。
ラヴィ・シャンカ…
「サタジット・レイ レトロスペクティブ2025」公開記念『音楽サロン』シタール&タブラSpecial Live付き上映@伏見ミリオン座にて。
映画本編は、映像も脚本も古い。
見栄っぱりな没落貴族の…
サタジット・レイ・レトロスペスクティブにて。
これ観たかったヤツ!なんと今回が日本劇場初公開との事。ありがたや。
伝統音楽奏者や演者たちによる実演シーンの希少さ素晴らしさの言及は識者に譲るとして、や…
没落した地主がかつての栄光と誇りをかけて最後に一大演奏会を開催する…って内容から、ヴィスコンティの「山猫」的な映画を想定してしまったけど、そうでもなかったな。
演奏会で披露される女性のダンスも衣装…
没落貴族の映画は数多い。また、貴族や武将の見栄の張り合いの主題も多い。二項対立と矜持は世界に共通する物語設定だろう。
この映画における封建地主の矜持VS新興企業家の成り上がりの対立は、インドだけに…
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