封建制から近代の資本制へ移行する過渡的な時代において、みずからの階級的特権にしがみつく、没落する地主階級の男ラエ。まったく共感できない俗物だが、過度に意図的な人物造形によって、その虚実がいっそう強調…
>>続きを読むシタールの音色が心地よすぎてちょっと眠くはなってしまったが、ここまで幸せな映画体験は初めてだった。
個人的には中盤の音楽会のシーン、素晴らしい音楽が流れる中主人公の家族の不穏な描写が登場し、一体何が…
地主階級の没落と近代への抵抗が、素晴らしいショットをふんだんに描かれる。ワインに落ちてもがく蠅、ガングリの車が立てる砂塵が遠くの象を隠す、最後の音楽サロンを用意するオノントの表情、モヒムの紙たばこと…
>>続きを読むインドの没落貴族の哀しくも美しいなれはて。彼はかつてのように自分の邸宅のサロンで人を集めて音楽を楽しむことを生きがいとしていた。
祖父や曽祖父の肖像画、大きな鏡がかけられていて自分自身と音楽サロン…
2025/8/12 @ ルシネマ
インドはカースト制度でお金持ちは代々血から血へと財産が渡ってきたのだなというのを実感する。見栄を張ってお金を使い、しかし水不足によって没落していき、どうすべきかも分…
成金相手にオトフィルとしての格の違いを見せつける。"没落寸前"大地主、最後のプライド!あるいは現実逃避。お金なんてもうないのに今日もサロン主宰しちゃった(シーシャすぱ~)。
代々続いた大地主から新…
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