精神病を患う二人の、むきだしの愛。
オーストラリア映画の主人公たちは、そのピュアネスを貫き、荒廃した社会を突破しようと試みる。
正常と異常、正気と狂気の線引きによって孤立する者たちへの賛歌を、衒う…
今にも崩れてしまいそうな、ハリーとケイトの退廃的な美しさに終始釘付け。
ショッピングモールで禁断症状に苛まれたケイトを強く抱きしめて言ったハリーの「大丈夫だよ」だとか、
欄干から2人で身を乗り出し…
まだTSUTAYAにVHSがちらほら残ってた20年ちかく前に何気なく観てからわすれられないのに、ディスクも配信もなくて泣いてる。
いかんせん子どもで社会のことも知らなければ家族以外の誰かを本気で愛…