町並み、車や人の往来の豊かさを瞬間的に浴びせられるファースト・カットにまず恍惚となった。視点の唐突な入れ替わりはミア・ハンセン=ラヴの得意技であるらしい。父親から見た娘から、ひとりの人間としての娘へ…
>>続きを読むはじめて見たのは2009年の恵比寿ガーデンシネマ。親を失う気持ちも、こどもとともに生きていくことも何も知らずに、それでも素晴らしい映画であったけれど、こうして過ぎていく時の間に再び見ることが出来る喜…
>>続きを読む2021カンヌコンペ予習⑤はフランス映画界次世代の旗手ミア・ハンセン=ラブ。
今作は2009カンヌのある視点部門特別審査員賞作品。
彼女の作品を観ていて1番に感じるのは怖いなーという感覚。
子供…
05/11/2025
前回観てから、もう6年も経っているのか。
ミア・ハンセン=ラヴ、喪失を経て、喪失をかかえたまま生きる人々の姿を描くのが抜群に上手い。
前の感想みてたら、好きなシーンが変わっ…
このレビューはネタバレを含みます
良作に出会いました。感動しました。
前半、仕事人間のグレゴワールが妻と三人の娘たちととても楽しそうにしているのが印象的だった。彼が本当に家族を大切にしていることが伝わってきた。(大人びたクレマンスは…
軽やかな音楽とともにはじまり、
徐々に不穏な空気が滲み出てくる
グレゴールの不安が観るものに迫ってくる
死は唐突に訪れ、
残された女たちの未来がはじまる
クレマンスが素晴らしい
涙する横顔の美し…