ときめきに死すの作品情報・感想・評価

ときめきに死す1984年製作の映画)

製作国:

上映時間:105分

ジャンル:

3.8

「ときめきに死す」に投稿された感想・評価

片田舎の豪邸に招待された青年(沢田研二)が、素性の知らない中年男性(杉浦直樹)を執事に迎えた共同生活を始める。北海道渡島地方を舞台にして、異端分子にさせられた青年の生活風景を描いている、サスペンス映画。丸山健二の小説を原作に取っている。

闇組織の傀儡となっている執事と女性(樋口可南子)が、ジュリーの特異な人間性に惹かれていく物語。個人的には、ジュリーを問い詰めようとするカップルの彼女役が、亜湖であることに注目せざるを得ない。

本作のジュリーの役柄は、若松孝二監督「性賊<セックス・ジャック>」の主人公と、そのまま重ね合わせることが可能。普段は温厚でストイックなのだが、眼の奥底では独自のパッションを滾らせている。

ゴダール的演出に賛否が分かれそうだが、物語の全貌がボヤけたままで、まさにサスペンドされた状態でドラマが進行するのが面白い。若松孝二の革命家視点の作品を嗜好する人は迷わず観るべし。
「斬新な演出」とイキリの分水嶺はかくも朧げ…。
今観ると、どうしてもイキリにしか感じられず…。

樋口可南子、麗っ!
oharu

oharuの感想・評価

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すごいなあくるみ割り芸

全体的に危なくて
やばくて 時間が静止してるみたいな

🙄🙄🙄

PC文字と リコーダーと
マーチングバンドで頭狂いそう〜〜
水曜日

水曜日の感想・評価

2.8
謎の男(沢田研二)の世話を頼まれた男。淡々とトレーニングに励む日々が続く。そこに謎の女も加わり、物語は展開していく。

台詞と台詞が噛み合わない感じと空白は、小津安二郎っぽい。演技をしてないようで、一回廻って演技をしている沢田研二…ラストの衝撃的なシーンに向けての説得力をウエハースのように重ねていく。

樋口可南子の物語を受け止めているようで、すり抜ける半透明な感じ。喜怒哀楽も全てが任務の一環とすれば、沢田研二のアシスト役として適役だと言える。

人気絶頂期の沢田研二が、この映画を敢えて選んだ事は、さいたまアリーナを中止した現在の「ジュリー魂」との繋がりを見い出すことができる。納得
snackmana

snackmanaの感想・評価

4.0
宇多丸さんと監督の奥様の三沢さんのアフタートーク付き上映。
こんな気持ち悪いジュリー見たことない(褒めてる)
解説付きで何倍にも楽しめた最高の映画体験だったと思う。
色にこだわって作っているそう。

海での最高にゲスいナンパシーン。
絡まれて無駄に新宿の医者と言いながらボコボコにするシーン。
ほんとに最高で、杉浦直樹さんのめちゃくちゃファンになってしまった。

なんとなくジャックタチのプレイタイム
タクシードライバーを思い出す。
HK

HKの感想・評価

4.0
森田芳光監督特集第7作目

丸山健二原作の小説を、森田芳光が映画化。主演はジュリーこと沢田研二、樋口可南子、杉浦直樹などなど

「こいつ狂ってる!こいつ絶対狂ってるわ!」ええ、狂ってますねいろいろとこの映画。家族ゲーム以上にぶっ飛んでますね。

日本映画独特の不自然な間の取り方を逆に利用し、ここまで独特なシュールな雰囲気に作り上げたのは流石森田監督である。80年代の軽いポップな会話劇にホラー要素を付け加えるとこうなるのかと驚かされる一方である。

松田優作やら伊藤克信などの個性派俳優(もはや個性しかねえ)を軸に置き、物語に独特の空間を使うのはこの人の得意分野なのでしょうね。

そして、この映画でも見事な当て役を使いました。ジュリーこと沢田研二さん。元々哀愁のあるちょっと寂しそうな顔をした男、声のトーンも低く、さらっと何か言うだけでインパクトがでかい。映画だと会話のテンポなどガン無視ですぐに短く「コロスゾ」「ヤメロヨ」なんていうから変な笑いがこみあげてくる。

脇を固める杉浦春樹さんの、人によって態度も喋り方もコロッと変える見事な演技が光っていた。本当にああいう人がいそうで怖い。

森田式、普通っぽいのにどこか狂ってる食事シーンも際立つ。豪勢で物静かな食事を行うのに、窓の外では…。そこでは樋口可南子がまたも性病とかの話を出すあたり、森田さんの悪趣味な部分がまた出てますね。

そしていつも通り、どこかかみ合わない会話劇。玩具演出も見事に出てる。特に今回はトランプ、ピンボールなどなど。そしてぶつ切りなのにセンスを感じるカット。

個人的には終盤の新興宗教の暗殺シーンは、後の20世紀少年でも使われていたような。堤幸彦さんもこの森田さんから影響を受けたのかね。どこかあの森田式シュール笑いに近いんですよ。

最後のジュリーのシャウトっぷりには狂気の爆発を見た。(それで岸部一徳は何しに来たんですかね。あそこが一番笑ったけど。)

森田監督は俳優の個性を引き出すことに関しては、神がかってますね。
matsukawa

matsukawaの感想・評価

5.0
「彼」の人生にも幸せだった時間が少しはあったろうかと、記憶を辿って様々なシーンを思い出してみても確信が持てず、不安になって心細くなる。
なんとかハッピーエンドにできないものかと何度も何度も考えてしまう。

もちろん全シーンが誰にも似ていない誰にも真似できない森田芳光。

一生消せない記憶になる特別な映画でした。
よ

よの感想・評価

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おうちの内装すきー
光の入り方

樋口可南子さん ボーダーの水着。。
服と食事も、良かった〜
noritakam

noritakamの感想・評価

4.3
最好映画。003「ときめきに死す」1984年。
「涼しいですか?」というセリフが最後に効きまくる、森田芳光監督作品。
「のようなもの」「家族ゲーム」よりも好きです。
シンプルな記号をそこら中に散りばめて、仕立ては涼やかなトーンとカメラワーク。音楽もこれまたシンプルで、主題曲がずっと続いていく感じが心地よいです。お話は殺し屋らしい沢田研二さんとそれをケアしているらしい杉浦直樹さんの奇妙な共同生活を中心に、だんだん見えてくるターゲットと、その生活に入り込む樋口可南子さんが入り混じる、サスペンス風味のドラマ。
急な左右反転とか、斜めのアングルとか、今観ると、ああ80年代という気もしますが、クルマに乗る3人を捉えたセリフのない長い移動ショットは本当に素晴らしいです。
今ならロシアンアームだとかドローンで実現できることをオリジナルのリグ(角材とジブアームに見えましたが)で実現した前田米造カメラマンチームの発想、最高です。イメージフォーラムの1984年3月号(古本屋さんですごい探しました笑)に特集された製作ノートを読むと当時大規模と呼ばれた撮影がかなり少人数で成し遂げられていたことがよくわかります。シンプルな衣装、迷路のような家のセット、まっすぐな北の道(北海道ですね)、静かに喋る演技陣、90年代初頭にものすごく流行ったブルーグリーン調の映像は「涼しいですか?」にすべて奏功していて、アナログだとかデジタルだとかいう以前に、それを透徹する監督と技術チーム、演技チームがこのお話に惚れてるんだろうなーって思えてステキです。
http://www.imdb.com/title/tt0190075/
犬

犬の感想・評価

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なんですかねーこの独特の空気感。んでもって確かに夏の終わりに観たくなるような涼しく儚げな雰囲気。
ラストの血飛沫も沢田研二だから芸術。

やっぱり沢田研二は魅力的すぎ。若かりし頃の樋口可南子透明感あって可愛い。
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