(再上映まで待ちきれなくてレンタルで観てしまいました……)
箱庭のような病院の描写と、絢爛な映像美で描かれる虚構とが綯い交ぜになっていて、プロット自体はどこか『ビッグ・フィッシュ』みたいな感じがあ…
物語るということは生き続けるということ。アレキサンドリアは逆シェヘラザードか。最近読んだ小説にも『千一夜物語』が登場するので、なんだか感慨深い。スタントマンへの感謝、愛、リスペクト、そして兎にも角に…
>>続きを読む待望の4K公開に先立ち
BS東急録画を再見。
大筋は
大怪我で半身不随になった男性が
自暴自棄になり、ある理由から
同じく事故で入院した
少女(アレキサンドリア)に
話して聴かせる、
自作の冒険話…
観た感じ、思い出したのはパンズラビリンスでした…現実と想像が重なり合う世界。そして聞いていたとおり、色彩が素晴らしい。衣装も素晴らしい。これが映画館でまた観られるなんていい世の中です。
まあ地元で…
時が経つにつれ、印象が薄れるどころか自分の心象風景と重なりながら鮮明に心に残っていく類の作品があると思うが、この映画は(私にとって)まさにそう言うタイプ!
観ている時は設定やら何やら好みでない部分…
鮮やかな色彩はシンボリックに扱われ、視覚そのものが寓話の言語となっている。
仮面の山賊は彼自身であり、少女が無邪気に語りを矯正するたび、彼の死への衝動は抑えられていく。”物語ること”が即ち”生き続け…