ずっと不幸な松子の人生を、中島哲也らしいポップな演出で畳みかけるように見せ続けられるという、ある種の洗脳のような映画体験だった。でも、それが一切不快にならず、むしろ笑って観られるのは、中谷美紀の全力…
>>続きを読む【中谷美紀×ミュージカル×昭和ポップ】
とにかくカラフルで、昭和文化と痛々しいラブストーリーで作った本当は怖いグリム童話のお菓子の家みたいな作品。
全編悲惨で、最初はまだ希望がありそうなんだけどど…
体の弱い妹ばかりを可愛がる父親を変顔して笑わせたり、どんなに殴られてひどい扱いを受けても「ひとりぼっちよりはマシ」とDV男と付き合い続けたりする松子があまりにも悲しい。新しい男ができると仕事も辞めて…
>>続きを読む(c)2006「嫌われ松子の一生」製作委員会