自分を天才詩人と思い込んで知らん女に貢ぎまくり、犯罪に巻き込まれていく不憫な主人公。完全にパパ活被害者みたいな顔してんのも得点高いです。
表現主義の特色である妄想や影、その契機となる謎めいた馬車な…
ムルナウ監督が「吸血鬼ノスフェラトゥ」(1922)と同年に制作。長い間フィルムが失われていたが2000年頃?に再発見された。脚本はラング監督の妻で「ドクトル・マブゼ」(1922)「メトロポリス」(1…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
F.W.ムルナウの一作!この作品は本当に面白かった。これぞドイツ表現主義!サイレント作品です。
ドイツの小さな町、市役所に勤めるローレンツ。彼は自分の詩が世に知れ、有名になりたいッッ!!と空想して…
貧乏な家庭で詩人に憧れながら役所に勤める主人公がいて、馬車に撥ねられ頭を打ち、その馬車に乗っていた上流階級の女の人に一目惚れし、さらに詩人としての才能を認められる。それによって、裕福で詩人でその女の…
>>続きを読む恋の病、という言葉が現代ではあるけれども一目惚れしては、堕ちていく若き青年の日々のローレンツ。彼の瞳に映ったのは彼女だけれども。貧困、現実、そして夢のなかにあるアマチュア詩人が歩んだ過去、苦悩、アイ…
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