ファウストの作品情報・感想・評価

「ファウスト」に投稿された感想・評価

ジェイ

ジェイの感想・評価

4.0
光と影の生み出す圧倒的ドイツ表現主義の傑作。グレートヒェンが美しすぎる! 恋が動き出すシーンを引きで撮るのはやはり信用できる。
モノクロ映像の美しさを初めて理屈抜きで体感的に感じた。
途中の中だるみ感は否めないが、冒頭の天使とメフィストフェレスの登場シーンだけで震える。
最後“Liebe“って文字で出てきたのは笑った。
1234

1234の感想・評価

4.5
特撮映画の傑作
途中から悪魔がピエール瀧に見えてきて笑ってしまう
JAmmyWAng

JAmmyWAngの感想・評価

4.0
物凄くカッコよく降臨しておいて、以降はおもしろおじさんっぷりを発揮しまくるエミール・ヤニングスのメフィストフェレスがとっても萌え萌えアダプテーション☆

原作と比較すれば、グレートヘン(マルガレーテ)の「呵責の霊」的な苦悩は幾分オミットされていて、ただその無垢性がそのままの無垢性として描かれているという漂白された印象を少なからず受けるんだけど、全体を通してバッチリ決まったショットの数々にはまあ惹き込まれる。
天上の救済はかなりドラマチックな展開にアレンジされていて、若干の気恥ずかしさはあるけれど、しかしながら映像の美しさによって私もしっかり救われたのである。ただそこから繋がる"Liebe (love)"へのコンボについては正直ハズい感覚を否定できず、原作を引用すれば、「けれども──こうなるまでの道筋は、まあ、なんてよかったろう、なんて嬉しかったろう。」というように、無垢で可憐なグレートヘンと、このド腐れサラリー平民の私は、ひとつの心情の中で奇跡的に溶け合う事に成功したのである。
堊

堊の感想・評価

4.3
ムルナウ、アフターエフェクト完璧に使いこなしてるっぽいな………
白黒映画は、観る気が失せると思ってたので、
自分からは決して見ません。なので
大学の授業で観た訳なんですが…
なんか、圧倒!うまく表現できへんけど
ドゥワーンって画面から押し寄せてくる感じ!
無声映画だからこそ、映像に集中できる!
バックでずっと流れる音楽も劇的で
素敵!
とても、よい!白黒無声映画の良さを初めて知りました。
毛嫌いせずにこれからも観ようと思います…
こんなもんが世の中に存在していいのか、と見た時思ったよ。大傑作。

このレビューはネタバレを含みます

老人が悪魔の力で若返り青春を探す話

まずは特撮技術のすごいことすごいこと。アニメとの合成もさることながら実写との合成の使い方がとても良い。物語に奥深い味を出している。

最後に大天使ガブリエルは「愛の力は悪魔に勝るぞ〜」とのようなことを言っていたが、ストーリーを思い返すと、一目惚れしてセックスをしてすぐ別れて彼女の死に際に突然会いたがるファウストは本当に愛があったのだろうか。原作が未読なのでなんとも言えないが、甘い匂いのご都合主義を感じた。

活弁は澤登翠さん
多めな登場人物の声をあれよあれよと演じ分ける表現力の高さに毎度ながら感動。どんどんと作品に没入できる
青二歳

青二歳の感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ファウスト伝説ではなくゲーテ“ファウスト”より1926年ムルナウ版。近々フィリップ・ドゥクフレのカンパニーが来日するんですが、その新作がピナ・バウシュ“コンタクトホープ”へのオマージュで、ゲーテ“ファウスト”から着想を得たミュージカル作品と聞き、“ファウスト”映画を漁ってみました。ドゥクフレまさかのミュージカル…

骸骨というか死神?のしょっぱなのカットは激萌え。この頃の特撮はやっぱり面白いですね。あの子達かわいい。
ムルナウらしい美意識が全編に満ちているし、結構スペクタクル。サイレントならではのオーバーアクトが劇的な演出に合っていてよかったです。心神喪失した美女の絵になること。

“ファウスト”伝説は伝奇的でオカルトちっくな味わいがありますが、やはりゲーテの“ファウスト”を映画化するとなるとキリスト教的価値観が全面に出てくるんですね。その点興味深い。原作の悲劇のややこしさは幾分かシンプルになっている印象です。

まぁ…フィリップ・ドゥクフレの新作がどんなものなのか…彼の作品を舞台で見るのは学生ぶりなので素直に楽しみにしておこう。
追記:観ておいてよかったムルナウ版。ドゥクフレの劇の中で挿入されてました〜。ムルナウの“ファウスト"ではなくて、パルマの“ファントムオブパラダイス”を翻案したようなキュートでポップな舞台でした。
RyoIkeda

RyoIkedaの感想・評価

3.8
大学の授業で鑑賞

原作はゲーテの『ファウスト』
悪魔メフィストを演じるエミール・ヤニングスの表情が豊かすぎる。無声映画だからこその演技なのだろうか。

1926年製作にしては、かなり映像がキレイ!音楽もキレイ!

原作が読みたくなる。そんな気持ちを駆り立ててくる作品でした。
rienwagner

rienwagnerの感想・評価

5.0
ムルナウほどスケールの大きな映像作家は永遠に現れないかもしれない。
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