アベル・ガンスによる大長編。
機関士として働くシジフは幼い息子エリーと二人暮らし。
ある時目の前で機関車の事故を目撃し、孤児の赤子ノルマを養子に。
エリーとノルマは血縁関係がないことを知らずに育ち、…
「死ぬまでに観たい映画1001本」999+223本目
工事は画期的だったのかもしれないが、今見て面白いと言う内容ではない。
【第1部「黒の交響楽」】フランスの或る小停車場で信号機の故障のため列車が…
ある機関車乗りの人生──機関車乗りのジシフは鉄道事故で生き残った身寄りのない少女ノルマを助け、自分の娘として育てる。ジシフと息子のエリーはノルマを愛してしまうが、断腸の思いでノルマを富豪のエルサンと…
>>続きを読むアベル・ガンスの名作。ガンスは実験的手法を取り入れる。本作の後の『ナポレオン』では、大砲の弾にカメラを付けて飛ばしているし、トリプルエクランという三面スクリーンも取り入れているのは、シネラマと同じ発…
>>続きを読む新しく修復された四部構成7時間の超大作をついに見終わった!
演出がめちゃしつこくて大袈裟なのがこの長尺の理由の一つだろうが、それによって表現豊かになってるのも否定できない。これはもはや熱き詩人の力…
これは全長版の方が遥かに素晴らしかったと思う。拾い子の娘へ男たちが群がる擬似近親相姦、しかし相関図は思いのほかミニマル。
氾濫する"円"イメージは車輪の回転運動からアイリスと円形クロースアップ、多…
100年前のフランスのサイレント映画にして重厚なる古典。機関車の車輪のカット、逆光を生かした影のある顔のアップ、無数のモンタージュの運動が異常なまでにクール。今観ても古びることはなく芸術的な面でも相…
>>続きを読むフランスのサイレント巨編。
これまた壮大な叙情詩だった。素晴らしい。
冒頭の電車事故シーンは、最近見た中では宮崎駿の「僕たちはどう生きるのか」の冒頭の火事のシーンのような迫力、同じくサイレント映画の…