牝犬の作品情報・感想・評価・動画配信

『牝犬』に投稿された感想・評価

4.0

その1作によって、フィルモグラフィ全体を貫いているものが一気に紐解けることがあり、この『牝犬』も僕にとってはそうした作品に数えられる。

映画がサイレントからトーキーへと移っていく端境期の1931年…

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二兵
4.0
このレビューはネタバレを含みます

濱口竜介監督が、トークイベントで本作と、そのリメイクとも言える『スカーレット・ストリート』を比較して話されていたのに興味を持ち、鑑賞。

しかし「牝犬」ってタイトルと、アホの子なヒロインの性格描写は…

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このレビューはネタバレを含みます

ジャン・ルノワール監督作品。
フリッツ・ラング監督の『緋色の街/スカーレット・ストリート』(1945年)は、この作品のリメイクにあたる。

今回はリメイク版を先に鑑賞してから本作を観たため、どうして…

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物語がどんな風に動いていくか予想がつかず、最後も意外なところに着地する。カメラワークが面白かった。
3.3
前半は結構楽しんだけど

後半からちょっとよく分からない。

牝猫
がタイトルなのかと
なぜかずっと思ってたら

犬だった←バカ

おっさんの恐妻が
ギャーギャー喚くとこ
聞いてるだけで怖い
フリッツ・ラングの終生の傑作『スカーレット・ストリート』からノワールのキレを一切廃した弛緩を文芸的だとありがたがる感性は残念ながら持ち合わせていない。

木村花さんと濱口竜介の対談や書籍などで紹介されていたので視聴。
たしかにラングの方よりもすっきりとした構造にはないが、これはこれで面白い。

26年撮影のメトロポリスからたった5年でエピローグみたい…

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原題『La Chienne』 (1931)

監督・脚本 : ジャン・ルノワール
撮影 : セオドア・スパークール
編集 : マルグリット・ルノワール
出演 : ミシェル・シモン、ジャニー・マレーズ…

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このレビューはネタバレを含みます

ファム・ファタールに狂い全てを失う男の話が大好きだから楽しかった。今も昔も男女の関係性は変わらないんだなぁ。冒頭のギニョールによる「悲劇でも喜劇でもない、登場人物は英雄でも悪党でもなく皆様と同じ哀れ…

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ああ無情。人間ってやつはどこまで行っても哀れな生き物。最後しっかり劇幕が降ろされて最初の人形劇を思い出す、はっ、映画だった!これがトーキー一発目はめっちょヤバいだろ、ルノワールさんヨ!

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