エンジェルス・イン・アメリカの作品情報・感想・評価

エンジェルス・イン・アメリカ2003年製作の映画)

Angels in America

製作国:

上映時間:352分

3.9

「エンジェルス・イン・アメリカ」に投稿された感想・評価

戯曲が似てるから観れば〜って言われて一気観したけど名作やった、、、関連のなかった2グループが関連していく脚本うますぎ、、、
知識が浅いので名前を調べつつの拝聴ではあるが、とんでもないドラマだ。
Y

Yの感想・評価

4.0
ナショナル・シアター・ライブで2018年に観て、ずっと心に残っていた。今回2003年にアメリカで放送されたテレビドラマも観てみた。1980年代のアメリカが舞台。ゲイへの差別、エイズへの差別、人種差別、政治的な対立、エイズとの闘い、愛する人の裏切り、人生はつらいものだと繰り返される。でも、それでもプライアーは生きることを選択する。希望をもって。プライアーが最後に語りかける。「もう密かには死なない。」と。「あなたたちはみんな素晴らしい。祝福を。長生きして。」と。「大いなる業が始まる」と。この芝居が上演されたとき、ドラマが放送されたとき、痛みも大きかっただろうけど、少し救われた人もいたかもしれない。21世紀も、今年は新型コロナウイルスでよけいにそう感じることもあるけど、差別も、分断も、混乱も、不安も・・・。でも、生きていかなくては。
夏凜

夏凜の感想・評価

4.0
ルイスは赦されていいの?ロイもいいの?
わっかんないな〜 宗教的な考え方の部分が身に染みて分かる事のできる信徒のかただとまた見方がぜんぜん違うのだろうね 暗示やモチーフやメタファーもたくさんあるんだろう 分からなかったが
そんな中ハーパーが(時間はかかったけど)クソ夫をばっさり見限ったところに救われた
(TVドラマシリーズ) ‪なんというか、特別な作品。「アメリカには天使はいない。あるのは政治だけだ」(3話)しかし、にも関わらず天使は存在してしまう。なんといってもアル・パチーノ扮するゲイのヘイトスピーカー弁護士の存在が強烈かつ象徴的。身体と言語が分裂したこの二重人格者が抱えた問題を私たちはこれから直視する事になるだろう。‬
ゆ

ゆの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

大学の授業で原作をがっつり学んでいても混乱する部分が多く、少しでも理解を深めようと改めて鑑賞しました。
正直、途中まではほとんどの場面がしんどかったです。先生が2話を授業で見せずに飛ばしてる理由はよくわかったし(笑)、登場人物がそれぞれに暗いものを抱えていて、それを受け止めようとしてしまうととてもきつい。ハーパーの幻想は見ていて辛かったし、本当に精神がおかしくなってしまった人みたいに見えて怖かった。なんで別の人の幻覚が交わるのかもはじめは理解できなかったし。そしてエイズと戦うプライアーとそれに耐えられないルイス。どこまでも傲慢で弱さをひた隠しにするロイ。ジョーに対しては所々本気でイライラしたし、モルモン教や聖書の描写など未知のものもたくさんあった。生々しいシーンもあるし、意味がわからないことが多くて混乱を極めていたけれどそんな中であのラスト…素晴らしかった。それまではこの作品で泣くなんて思ってなかったのに、どんな美談よりも、コンパクトにまとまった単純な起承転結よりも、同じ問題で苦しんでいる人に届くんじゃないだろうかと思う。私は彼らのいる環境とは違うけど、その苦しみを限りなくリアルに見せつけられたのは他の作品ではなかった。


考察したらいくらでも書けてしまいそうだけどこれだけは。この作品にここまで思い入れが生まれたのは間違いなく役者さんたちのおかげです。豪華な俳優陣というのもあるけど、それぞれが命がけで演じているんだろうなとものすごく感じた。正直どの役も演じるのに抵抗があるものばかりだと思うのに、妥協ゼロで躊躇しそうな演技もやってのけて、一人一人が本当にその人物を再現していて素晴らしかった。中でもプライアー役のジャスティンカークには完全に魅了されましたね…病気や恋人に捨てられた現実に苦しむ姿を演じきるとともに、エンジェルやジョーの母との絡みのときに絶妙な間でシリアスすぎる雰囲気を(良い意味で)壊していくのが最高でした。
あとベリーズと2人でロイに会いに行くところめっちゃ笑ったなあ…

本当に、この作品と同じようなものはなかなかないと思う。プライアーはもう絶望かってときでもベリーズがそばに居てくれたり、メリルストリープ演じるジョーの母が助けてくれたし、ロイは孤独に壮絶に死んでいったけど、エセルまで含めユダヤ教のカディッシュで悼んでもらえた。
人間は立派な生き物じゃないかもしれないけど、天使にだってわからないこともあるしもっと言えば神だって常に正しいとは限らない。みんな不完全なところがあって、それでももがいて生きてやるのが人生だよって教えられた気持ちでした。色んな問題について考えるきっかけももらったけど、これが一番この作品から学んだことかなと思います。




以下メモ
・理解しようと努めたけどさすがにエンジェルとプライアーのあのシーンだけは意味がわからなかった笑
・ハーパーも幸せになってるといいな…
・ルイスは(メリルストリープが)ロイの母だって気付いたのかな…?もはや笑うしかない複雑さ笑
Essini

Essiniの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

時代背景と個人個人とが複雑に絡みあった構成が見事過ぎた。時代は85年くらいで、エイズが同性愛による感染症と無責任に言われていた時代であり、20世紀末で終末論が横行してたことも強調して描かれてる。宗教、性、人種が区別され差別されてた時代。

確かにエイズに感染した二人の同性愛者が対照的な結末を迎えるのが大きな枠組みなのだけど、LGBTだけを問題にした話じゃない。パチーノ演じるロイ・コーンがホモフォビックでレイシストで赤狩りの黒幕という本作では分かりやすい悪の象徴のような人物なんだけど、

ジャスティン・カーク演じるプライアーが天使に選ばれるのと対照的に、破滅していくという以上の役割を持ってる。ロイの最後には、彼が死刑に送ったエセルと、彼を共産主義者として憎むルイス、人種差別を受けたベリーズが避けられない形で立ち合う。そしてユダヤの死の祈りが捧げられる。

ベリーズの「忌み嫌う相手を許すことでしか正義と愛は得られないんじゃないか」という台詞にこの映画の核心がつまってるような気がする。ハーパーが薬でトリップして、ジョーとの別れを新たな冒険と表現したように、「許し」による「越境」がテーマだと思う。超えるのは宗教や人種や性や思い込みとか。

カークがキリスト(新しい預言者)だったらパチーノはアンチキリスト(偽預言者)。黙示録での終末の予兆。歩みを止めよと忠告する天使は明らかにベンヤミンの「歴史の天使」をなぞってる。進歩の逆風に煽られながら歴史が埋没していくことを嘆くだけの天使。

プライアーが不在である神の代役として天国に留まらず、地上で生きて死ぬことを選んだのは、21世紀が始まろうとしている時代の人間の総意のように描かれる。神がいなくても人間はやっていかなければならない、やっていけるだろうという激励の意を込めたような21世紀初めの記念碑的な作品でした。
Pinkman

Pinkmanの感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

人から人へ。

映画みたいなオープニングと豪華な出演者。突然天使とヤリはじめたのはウケた。プライアーの顔のパーツがジュード・ロウに似てる。
あさ

あさの感想・評価

4.3
「20世紀とは、世界は随分と歳をとったものだな。」

こんなに面白かったっけ。
それでもまだ壮大な世界に追いつけない。

以前は2018年版のをイッキ見+予備知識0で挑んでしまったので、
レーガン政権やらロイ・コーンやら背景もある程度調べました。

『ペレストロイカ』という第2部のタイトルも前より心にずしっと響いた。
80年代、国から見離されて治療すらマトモに受けられず亡くなっていった多くのAIDS患者たちがいた。
それでもこの世界は建て直していく。

プライアーとルイスが踊る幻想が美しいな。
ベリーズ好き。各俳優が素晴らしい。

もう一度、ガーフィールドくんの観たいけど叶うかな。
願わくばまたいつか、今度は生で観てみたいな。
niikulion

niikulionの感想・評価

3.6
天使のシーンがややギャグっぽい。エンドクレジットに出てくるGODZILLAの表記は?
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