東京五人男の作品情報・感想・評価

『東京五人男』に投稿された感想・評価

龕裡
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このレビューはネタバレを含みます

 終戦の翌年に撮られたコメディ映画。
 コメディなのに貧困や死がここまで近いのは流石戦後直ぐといったところ。また、終盤の大雨のシーンは、セットやミニチュアを使った大掛かりなドタバタスラップコメディで…

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良いギャグやなあ。瓦礫の平原となった東京で、腐らずまたやり直そうと思わせるような笑いになったんでないか。CIEのコンデお墨付きとのことだがこの社会主義的な色合いにプロパガンダ臭はなく、大正デモクラシ…

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1945年の焦土と化した東京を活かした撮影。しかし過激な五人男。焚火をするのに、民家の壁板を剥がして、火に放り込む。寅次郎のギャグなのだろうか。

精密爆撃により占領に必要な施設だけ残し焦土と化した東京の惨憺たる光景をロケーションの場とし、横山エンタツ、花菱アチャコ、古川緑波、石田一松、柳家権太楼の徴用工帰還五人組の活躍をミュージカル喜劇で戦争…

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xo
2.3

「サザエさん」っぽいなって思った。視点は庶民側にあって、能天気といっていいくらいの牧歌性に満ちた喜劇。貧乏で何もない暮らしでありながら、悲哀は一切なく、全編にわたってカラッとしている。

後半になる…

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横山エンタツ(横山辰五郎/都電車掌)
花菱アチャコ(藤木阿茶吉/都電運転士)
古川緑波(古川六郎)
柳家権太楼(北村達兵衛
石田一松(石田松男)
戸田春子(石田の女房-お末)
田中筆子(藤木の女房お…

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展開のテンポが速くて、色んな風景が走馬灯のように駆け巡る。終戦直後の配給や物々交換でみんなでしのぐ、困った人は助ける、暗くならないコメディによく仕立て上げたものだ。ミニチュアのセットもよく出来てる。…

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3.0

物語が楽しい面白いというより、登場人物たちの言動や映像を通して1945年という時代の空気や雰囲気を本物の廃墟の映像とともに堪能することができた。配給がどういう風にやっていたのか詳細に描いている邦画は…

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古川ロッパの歌のうまさ
エンタツさんの踊りのうまさ
昔の芸人さんはちゃんと芸があると思いました。

ギャグはさすがに今笑えるものばかりではないが、終戦後まもなくの世相を反映した映像になっている。
リアル焼け跡とバラック建築。混雑する乗り物。国民服とモンペで配給に並ぶ人々。都市近郊の農家。盗難に注意…

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