暴力の作品情報・感想・評価

暴力1952年製作の映画)

製作国:

上映時間:87分

3.8

『暴力』に投稿された感想・評価

3.0
〖1950年代映画:人間ドラマ:東映〗
1952年製作で、大阪のとある歓楽街を舞台に人々の生き様を描いた人間ドラマらしい⁉️

2024年1,721本目

新世界、天王寺公園、難波界隈の風情がリアルな点は買えるが、東京の自動車強盗犯木村功、内藤武敏の四国牧場の出任せを簡単に信じる長女日高澄子は、悲惨な現状から脱出したい願望があるとしても安易過ぎる。また…

>>続きを読む

日高澄子(孝子)
夏川静江(女流作家)
若山セツ子(靜子 孝子の妹)
菅井一郎(山田秀次)
木村功(高見勉 自動車強盗)
殿山泰司(田邊助藏 孝子、静子の父)
進藤英太郎(富坂平三)
内藤武敏(木島…

>>続きを読む
こ
3.8

このレビューはネタバレを含みます

並べられる大阪の風景にわくわくせざるを得なかった、のに、
悲劇は連鎖する
最後にナイフを取るのは必ずしも悪人ではない
土砂降りの夜にしか起きえない
あのおばさん作家があの街を芯から書けるとは思えない…

>>続きを読む
4.5

取材中の作家という枠を設定することでスラム観光映画に堕さない点が秀逸。ウェットになりすぎない抑制的な筆致も好印象。ラストだけドイツ表現主義。
盲目の妹と観る映画。ネガポジ反転で表現する妹の主観世界に…

>>続きを読む
ENDO
4.0

冒頭の轢死体と終幕10分怒涛の展開。主人公の日高澄子はパンパンのポン引き。若山セツ子の落下後の物質感と憎き菅井一郎への報復。強盗犯だが妙に純情な木村功がいい(いつもいいのだが)大阪の新世界を巡るルポ…

>>続きを読む

冒頭、あいりん地区に対する言いたい放題のナレーションと当時の映像に言葉が無くなる。
『太陽の墓場』『色情めす市場』『追悼のざわめき』の源流にあるだろう。

物語自体は「廓モノ」のバリエーションの一つ…

>>続きを読む

脚本は明らかに新藤兼人。笑
細かいところはさておき、タイトルの割には意外とポップ?構成が結構セオリー通りなので、エンターテイメントとしてのバランスが保たれていたのかも。いやでもそれが中途半端でもある…

>>続きを読む

自殺した娼婦のお母さんが訪ねて来た後、ベンチで口の周りごはん粒だらけにしておむすび食べてる描写に胸を締め付けられた…

若山セツ子さんかわいい。さながら自己顕示欲の少ないYUKIちゃんと言えるのでは…

>>続きを読む
b
4.0
何よりも貧困が最大の暴力だて
女流作家の"客観的視点"という名の高みの見物がどれだけ的外れでリアルな実情を掬えてないかというね、哀しいねぇ

あなたにおすすめの記事