市川崑物語の作品情報・感想・評価

市川崑物語2006年製作の映画)

製作国:

上映時間:95分

ジャンル:

3.4

「市川崑物語」に投稿された感想・評価

岩井俊二がいかに市川崑を敬愛しているかわかった。けれどあくまでも自己満足の域を脱していない。
映写機の音癒されたぁ😊
音楽担当は岩井監督ご自身✨✨
ピアノの🎹音色癒される✨

角川シネマ新宿の
市川崑特集上映の
ラインナップで一昨年位から実は
気になってた作品でやっとの鑑賞です


岩井監督の好き
ならば観なきゃーって思ってて
観る前に市川作品も観ておこうって
ちょびちょび実は
積み重ねてた

市川作品で鑑賞済みなのは
🎬『心』・・・・・・・・心が浄化されます👼
🎬『野火』・・・塚本監督の観る前に予習で鑑賞
🎬『黒い十人の女』・・・ジャケが有名なのとタイトルに惹かれて鑑賞
🎬『どら平太』・・・特典の役所広司さんとのインタビュー映像は必見
          役所広司さんの色気半端ないし
          お若い松重豊さんとか光石さん出てるよ✨


金田一シリーズはテレビで妹とよく観てたw
岩井監督の好きと重なって嬉しい😆


2006年の🎬『犬神家の一族』
もテレビで地上波放送で観たが
奥菜恵ちゃん出てるんだよね


つづく
holly

hollyの感想・評価

3.6
映画のほとんどが文字。
後半に岩井俊二と市川崑の対談映像でも出てくるもんかと思ってたら、とことん文字だった。
大好きな市川崑の人生を大嫌いな岩井俊二が追うドキュメンタリー。ナレーションもなく、明朝体の文字が淡々と目の前を過ぎてゆく。市川崑ファンにとっても入門者にとっても毒にも薬にもならん。あってもなくてもいいのでは?
市川崑の人生を追いかけた映画。
ずっと実写畑でやってるってイメージだったけど(実写で大成功してるし、同じ映画リメイクもしてるし)
アニメ畑からのスタートなんだね、驚いた。

犬神家とか金田一耕助シリーズとか撮ってる人だからカタい昭和の男ってイメージだったけど覆された。
かわいい人だなあと。
だけど、カラー作品一作目の『日本橋』から市川崑らしいカタいけど甘美な色彩が映える。
そして女優陣はとてもなまめかしく、かわいい。

絵と映画が大好きでディズニーアニメが好きで、奥さんを「ナットウさん」って呼ぶキュートなおじさん。
とっても気さくな人で、奥さんを愛していて…
やっぱり奥さんになる人は内助の功というか、旦那と同じ方向を見てたまに一緒に頑張ってくれる人がいいよね。
その方が楽しいよなあ…って凄く感じたよ。

三島由紀夫の話、「太宰君」の話は凄いなあと。
太宰治が夜這いとかちょっと文学者のイメージ悪くなったぞ(笑)

30分過ぎた辺りから市川崑の作品の予告やダイジェストをいっぱい見れる。
しかも音声つきで。とてもお得感がある。
「あつかましいお願いですが、カゼさんと離婚して下さい」ってセリフのある『黒い十人の女』なんて、観たくなったもんね。
映画はこういうところがあるから楽しい。
一つの作品なのに『犬神家の一族』を二回も楽しめるんだよ!

1枚の写真を動いているように見せたり、演出面でも楽しい。
こういう映画人の人生を追いかけた映画、たまらなく魅力的だなあ。
映画を観る。途中まで監督の名を知らずに見ていた。岩井俊二監督か。言われてみれば確かに。他人の感想文を読まされている気分だ。
TAYA

TAYAの感想・評価

-
ナレーションの代わりに黒みにテロップと、やる気ない手法だなと思っていたが、言葉の選び方とテロップの間の取り方に思わず胸がジーンとしてしまった。
アニメから入ったとは!
というか、あの手法は好き。

連子格子(あぁ、これで字は合っているのか?)
やたら気になるキーワード。

と、脊椎カリエスと太宰ねw

角川映画はたぶん全部観てる。半分はテレビだけど。

ビルマの竪琴って2回撮ってたんだ!水島帰ってこーいは家族で観に行った思い出の作品。

しかし、女優陣は勿論のこと仲代達矢も船越英二も美しいねぇ。
正直なところ全体の5割以上が字なのはドキュメンタリーの作りとして随分ニッチな気がした(字幕には味わいがあってよかったが)。
それでもこういう作り手のことを知れるドキュメンタリーというのはやはりいいものだ。

妻であり脚本家の和田夏十さんとの死別が語られたあと。
『映画監督は、それでも映画を撮り続ける』
別に凄いエピソードであるとかそういう訳ではない。
なのになぜか泣けてくる。
それは語り部である岩井俊二がどれだけ市川崑を尊敬していたかが字幕に反映されていたかのようでもあった。

また後半、岩井俊二が市川崑と対面するところ。

『世界で1番話の合う人に出会ってしまった。 いや、違う。 彼は、僕のオリジナル。 僕は彼からあまりに多くのものを学んでしまった。 そんな人と話をするだなんて。鳥肌』
羨ましい。
創作者の端くれである自分からすればあまりに羨ましい。

何にしても、市川崑の作品がもっと見たくなった。

このレビューはネタバレを含みます

 

自宅(CS放送)にて鑑賞。巨匠の人となりを作品を絡め振り返るドキュメント。テロップで解説する手法は市川崑っぽい構成だが、鉤型のテロップに代表される独特の作風や手法等は、具体的に何がどう特徴的なのか故意に説明が無い。初対面の際、目の前にいるこの人は僕のオリジナルと云い切る岩井俊二監督の潔さに最大限の敬意と畏敬の念を感じる。最晩年の作『犬神家の一族('05)』のオープニング・タイトルをほぼノーカットで流し、撮影現場をインサートするあざとさは正に市川崑らしい演出。掛け声で終えるラストも後味が佳い。60/100点。

・劇場公開時のみ許可されたフィルムがあり、約一分程度割愛している箇所が有ると放映の前にあったが、どこがカットされていたのか、全く気付かなかった。

・画面を六分割・八分割に区切り、アップになった役者の表情のみで心理描写をしたり、科白を被せ極端に速いカットバックを繰り返す手法等、該当箇所の映像のみを紹介するだけでテロップ解説は無かった。他にも写し出される数々の作品の光が回った独特なライティングについての説明はされていない。亦、横溝正史の所謂“金田一耕助シリーズ”の作品群に触れる際は、犯人をサラッと紹介するネタバレをしている。

・晩年、市川は横溝正史の所謂“金田一もの”の新作の企画を温めていた。本作で岩井との共同監督の話題が出て来るが、候補として挙がっていたのは、『本陣殺人事件』だと思われる。残念乍らこの共同監督の企画は立ち消えになってしまった。岩井の作品を観た後、その作風を逆光の人だネと評したと本篇で紹介されており、老いて猶、鋭い眼光を示すエピソ-ドとなっている。

・何度目かの鑑賞になるが、飽きさせない作りで、市川崑監督作を観たくなってしまうドキュメンタリーとしても良作。市川崑を誰かに訊かれたら、本作を薦める事にする。

・鑑賞日:2016年3月12日