「答えがなくても生きる力」
大学入学を控えた青年の成長と家族との関係を描いた作品
人は何かに依存して生きているという母の言葉通り、誰も彼も何かを支えに生きていて、それは依存とも言い換えられる。全…
このレビューはネタバレを含みます
『THUMBSUCKER』
親指をしゃぶる癖を持つ17歳の少年が、将来の夢を抱きつつも、自分自身を模索していく・・・。
監督はX-girlのアートワークやNIKE、GAPなどのTVコマーシャルでも…
結局みんな何かに依存して生きている。ただ、大人になればなるほどその依存先の選択肢が増えてきて分散されることによってバランスを取っているだけなような気がする。ねちっこくて意気地無しな所謂ナードのジャス…
>>続きを読む不器用なお父さん、芯の強いお母さん、強い弟。
お互いが対話やスキンシップの欠如により素直になれなかっただけ。
自分も素直になり曝け出すと相手も同じように曝け出してくれる。
オシャレ映画と思いき…
マイクミルズの長編初監督作。親指しゃぶり癖のある17歳の成長譚。
瑞々しい、なんて言葉で片付けられない、ティーンエイジャーの痛々しさ。剥き出しの感受性。他人の一言で有頂天になったり、何気ない言葉を真…
17歳のジャスティンは未だに親指しゃぶりをやめられないでいる。
歯科医のペリー先生による催眠術で直そうとしたが、その代わりに行動が不安定になっていきADHDと診断される。
抗うつ剤によって解消される…
社会的に褒められたもんじゃない生き方の肯定。理想通りとは言えない人生の肯定。失敗ばかりの生活の受容。それってつまり人間を抱擁することなのではないか。マイク・ミルズ、宮崎駿並みに作家人生のテーマが徹底…
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