この辺りから明確に日本映画の新たな時代の波がやってきていることを感じる
シネスコの画面にロケによる自由な撮影
縦横無尽なアングルが野蛮な男たちをクールに捉えていた
川辺の喧嘩、ある夜の出来事を予見す…
全体的に、へぇ、こんな働き方をしてた人々がいたのか、と思いながら見ていました。自分の置かれている環境とはかなり違うため、またならずものの男の心情を汲み取ることは完璧にはできす、一人の女性のことが好き…
>>続きを読む造船所や高低差のあるロケーションにはオッとなるが、吉田喜重らしいバチバチに決まった画は少なかったように思う。いつもの傘の多用が目立つくらいで、吉田だと言われなければ私は気づけなかっただろう。
18…
タコ焼きを売り切った香山美子がたくさんの風船を持って戻るとベンチで早川保が寝ている。そこから風船が空に放たれるまでのショット。ケンカを集団からふっかけられて逃げながらも殴られて川縁に落とされるまでを…
>>続きを読む吉田喜重監督の「嵐を呼ぶ十八人」を見てきました。
舞台は昭和30年代半ばの広島の呉。造船所の工員である主人公の島崎が、新たに集められた18人の工員が暮らす寮の管理人を任されます。
この18人の新…
みんな滑舌悪くて何言ってるか分かりづらい。18人に焦点が当てられるのかと思いきや、それをまとめる島崎視点の物語。若者がこれだけ固まってフラフラしてるとそれだけでいい画になる。吉田喜重らしい美しい画面…
>>続きを読む松竹株式会社