エル・スールの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『エル・スール』に投稿された感想・評価

単純に父と娘の繋がりが徐々に離れていく精神性を捉えた物語として見ることもできるし、スペイン内戦後の分断を背景とした家族にもたらされた政治的な悲劇とも捉えられる。映像の上手さがあって、オープニングの光…

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tych
4.0

EL SUR 1982年 ビクトル・エリセ監督作品 95分。光と陰を効果的に使った映像が美しい。少女👧エストーリャが回想する医師であった父アグスティン(オメロ・アントヌッティ)のこと。スペイン内戦で…

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思いもかけなかった映画が、思いも寄らない角度から他の作品に光を当てることがあり、長く映画を観続けることの醍醐味は、こんなところにもあるのだろうと思う。それはきっと、それぞれに切実に生きている人生と同…

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いやでも全然アフターサンの方が好きだし

オープニングから明言されるけどシームレスに記憶と想像が混ざっているので、絶対にエストレーリャが知らないはずのショットが大量にある。それ自体は特殊ではないもの…

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よく覚えてないけど、ミツバチのささやきの方が好きだった気がする。絵も、話も。
TRAVY
3.6

静寂が美しい。
音のない風景、
光と影 北と南 遠くの音と近くの音

思春期、、
実際自分自身は、目の前のことにいっぱいいっぱいで、
周りの大人たちの背景などさほど興味もなかったし、深く考えもしなか…

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ミツバチ後にちょっぴり調べたからもあるけど内戦のことや戦争による家族や元恋人のこと、ミツバチより分かりやすかった。少女の成長と共に淡々と語られるから粛々と観ていたのにレストランの会話で猛烈に苦しくな…

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ゾロ
3.5

BS自動録画分鑑賞

エル・スールは南という意味

1950年代〜1960年代のスペインが舞台

南出身の父が北にやってきた
南(父の故郷)を知らない娘の父との回想記

「内戦の前の共和制の頃は 

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kazoo
4.0

映画は、ある朝、父が永遠に旅立ったと悟った15歳の娘の回想を軸に、内戦によって人生を変えられた父の苦悩を静かに描く。父親っ子だった娘は、父の女性関係を知ることで距離を置くようになり、憧れと失望が交錯…

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エリセやっぱいいわ…

静謐で、謎めいていて、しめやかに心に語りかける映画

語るところと語らないところのバランスの取り方が巧いから、難解っちゃ難解だけど、分からないなりに色々考えさせられるし楽しめ…

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